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連邦議会、手話の法的認定を政府に要請

連邦議会で通訳する手話通訳者
連邦議会で通訳する手話通訳者 © Keystone / Alessandro Della Valle

スイス連邦議会は12日、国内で使われる3言語の手話を法的に認定するよう政府に求めた。

上院は下院に続き、手話を推進するための新法を起草するよう政府に要請。情報、コミュニケーション、政治参加、サービス、教育、労働、文化、健康などの分野での機会均等化が目的だ。

政府は今後、連邦議会での審議に向けた法案を提出する必要がある。法的な措置を取る意向は示したものの、新法制定ではなく既存法の改正で対応する方針を示した。文化、社会保障、健康問題などの分野を担当するアラン・ベルセ内務相は、両方の選択肢を意見聴取手続きにかけると約束した。

スイスろう連盟は、かねてから別途新法を定めるよう求めていた。

スイスには、スイスドイツ語、フランス語、イタリア語の手話のいずれかを第一言語とする聴覚障がい者が約1万人いる。

英語からの翻訳:シュミット一恵

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