スイスのバー火災、2019年以降は未検査
スイス南部ヴァレー州クラン・モンタナで死者40人、負傷者116人を出したバー「ル・コンステラシオン」で、当局による定期検査が最後に行われたのは2019年だったことがわかった。自治体は、2020年から2025年にかけて定期検査が実施されなかったことは深く遺憾だと述べた。
自治体によると、一般客の出入りがある施設については、毎年の定期訪問検査が法律で義務付けられている。
自治体は6日の会見で、バーの定期訪問検査(防火基準を含む)が2016年、2018年、2019年に実施されたと述べた。検査の結果、バーに対し「具体的な変更」要求がなされたが、詳しい内容は明らかにしなかった。またそれ以降、追加の検査が行われなかったことについては「深く遺憾に思う」と表明した。この期間に検査が行われなかった理由についても不明だとした。
クラン・モンタナ首長のニコラ・フェロー氏は会見で、バーの経営者に過失があったと述べ、顧客と従業員を危険にさらす無謀なリスク文化が存在したと指摘した。
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同氏は、自治体の保安部門はこれまで、バーのいかなる問題についても「一度も通報を受けたことがない」と述べた。また地下に非常用ドアが存在することを認めたが、それがどういう状態にあったのかは言及しなかった。
自治体側は、「この種の施設規模に設置すべき消火器は1台で十分だった」と説明。バーに警報システムは設置されていなかったが、この種の施設には必要ないという。
火薬類の使用を禁止
自治体はまた、市内の閉鎖空間におけるあらゆる種類の火薬類の使用を禁止したと発表した。
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また、法律で義務付けられてはいないが、資材の品質を含め、自治体内のすべての公共施設について、専門の外部企業に即時検査を委託することを決定したと発表した。
自治体は声明で、2025年だけで市内1400件の消防検査を実施したと表明。「2020年から2025年にかけて『ル・コンステラシオン』で定期検査が実施されていなかった事実を発見したことを深く遺憾に思う」と述べた。
最大200人
市当局は6日、検察庁に提出した関係資料(60点)を提示した。バーに関連する全行政手続きを詳述した内容で、報告書には、1階店舗の収容人数上限が100人、地下室も100人と記載されている。2025年9月、専門外部機関がバーの音響調査を実施し、自治体によれば「騒音防止基準への適合を確認し、その他の問題は特定されなかった」。
自治体側は、これらの要素が今回の火災にどのような影響を及ぼしたかは裁判所が最終的に判断する、と強調。自治体は「裁判所が判断した責任をすべて負う」と表明した。さらに「このような悲劇が二度と起こらないよう、引き続きあらゆる手段を講じる」と述べた。
英語からの DeepL翻訳、追記:宇田薫
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