The Swiss voice in the world since 1935
トップ・ストーリー
スイスの民主主義
ニュースレターへの登録

過激化する動物愛護団体の活動 増加傾向に

Pigs are transported from their pegs to a slaughterhouse
スイスでは最も人気がある豚肉だが、消費量は近年わずかに減少している Keystone/Georgios Kefalas

動物愛護団体の過激な活動がスイスで増加している。しかし実際に食肉処理場を閉鎖しようとする試みは少数にとどまった。 

スイスの連邦秘密情報部によると、2018年の暴力事件数が過去5年間と比べて増加したという。ドイツ語圏日刊紙ターゲス・アンツァイガーが明らかにした。 

詳細は明らかにされていないが、過激派の活動は特にスイスのフランス語圏で活発だと指摘している。 

報告書はまた、昨年11月、スイスのドイツ語圏で100人以上の動物権利活動家が、スイスの食肉大手ベル・フード・グループの経営する食肉処理場を1日営業妨害した事件についても触れている。 

この抗議活動を受け、過激派に対する制裁強化を求める食肉加工業者らの声が高まった。

しかし、動物の権利の擁護団体ティア・イム・フォークス(Tier im Fokus)が行った最近の世論調査では、食肉処理場の閉鎖を支持しているのは回答者のわずか17%だった。 

しかし、ターゲス・アンツァイガーによれば、集中的な家畜の飼育には回答者の75%が反対していた。

人気の記事

世界の読者と意見交換

ニュース

スイス公共放送協会

おすすめの記事

スイス公共放送協会、大規模な組織再編計画を発表 人員削減も

このコンテンツが公開されたのは、 スイス放送協会(SRG SSR)は政府の予算削減を踏まえた組織再編計画を発表した。4言語圏の放送局のスポーツ、ドラマ、制作、配給、人事、財務、ITサービスなど各部門を縦割りで再編成する。

もっと読む スイス公共放送協会、大規模な組織再編計画を発表 人員削減も
財布

おすすめの記事

スイスでは現金のチップが主流

このコンテンツが公開されたのは、 スイスのレストランでクレジットカードやスマホ決済が普及しているが、チップは今も現金で払うのが主流だ。消費者の多くは、チップが確実にスタッフの手元に入るようことを重視している。

もっと読む スイスでは現金のチップが主流
プラタナス

おすすめの記事

プラタナス、猛暑でも冷却効果 スイスの研究

このコンテンツが公開されたのは、 スイスの研究所が新たな研究結果を発表し、プラタナスは猛暑でも冷却効果を発揮することが分かった。樹木の冷却効果は30~35℃で限界に達するという既存の仮説を覆す結果が出た。

もっと読む プラタナス、猛暑でも冷却効果 スイスの研究
ひまわり畑

おすすめの記事

見えぬ障がい伝えるバッジ、試験配布開始 スイス連邦鉄道

このコンテンツが公開されたのは、 スイス連邦鉄道(SBB)は17 日、目に見えない障がいを持つ乗客を対象としたヘルプマークの配布を試験的に開始した。外見からは分からなくても支援・配慮を必要としている人への理解を深めることを目的としている。

もっと読む 見えぬ障がい伝えるバッジ、試験配布開始 スイス連邦鉄道

swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。

他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部