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800年の歴史を持つ館がほぼ全焼

真夜中の出火 Ex-press

「ツンフトハウス・ツァー・ツィンマーロイテン ( Zunfthaus zur Zimmerleuten ) 」で火災が発生したのは13日の23時半頃。原因と出火場所はまだ不明だ。

約100人の消防士が消火作業に当たったが、内部の消火に当たっていた44歳の消防士が突然崩れ落ちた天井の下敷きになって死亡した。

ツンフトハウス

「ツンフト」は職業組合を意味するドイツ語で、この建物は1459年から大工職業組合が所有していた。チューリヒ州の文化遺産にも指定されおり、特に1708年に作られた3階の「ツンフト広間 ( Zunftsaal ) 」には丹精込めた内装が施されていた。300周年記念を目前にしての焼失だった。

 文化遺産関係者は、同建築物の焼失は1993年に焼け落ちたルツェルンの「カペル橋」に劣らない損失だという。被害金額は今のところ不明だが、市民の精神的なダメージはお金に変えられるものではない。周囲の建物に火の手が延びなかったのが不幸中の幸いだろう。

swissinfo、外電

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