現代と伝統の狭間で
シナイ半島南部に住むムジエナ・ベドウィン族の日常を収めた写真集
ムジエナ・ベドウィン族は何百年も前から独自の文化のルールに沿って生活してきた。砂漠の生活は、牧畜、信仰、そして家族から成り立つ。だが今、現代的なメディアや西側諸国の価値観、都会の暮らし方などが彼らの伝統的な文化に脅威となって押し寄せる。写真家のアニーナ・グミュール氏とダニエル・アウフ・デア・マウアー氏が、写真集『ムジエナ－シナイのベドウィン族（Mzayna – Beduinen im Sinai）』（Benteli、２０１２年）の印象的な写真でその変化を伝える。写真集には、民俗学者のカトリン・ビアラス氏と部族の一員との対話も収められている。
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