The Swiss voice in the world since 1935

オミクロン株の感染疑い スイスでも見つかる

新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の疑いのある症例がスイスでも見つかった。1週間ほど前に南アフリカから帰国した人だという
新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の疑いのある症例がスイスでも見つかった。1週間ほど前に南アフリカから帰国した人だという Keystone / Alessandro Crinari

スイス連邦政府は28日深夜、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン」と思われる感染例が国内で初めて見つかったと発表した。スイスは感染拡大を防ぐため、入国制限を強化した。

連邦保健庁のツイッター投稿によると、1週間ほど前に南アフリカから帰国した人だという。保健庁は、今後詳しい検査が行われるとしている。

スイスは同日、19カ国からの旅行者に対し、飛行機に搭乗する際の陰性証明書の提示と、到着後10日間の自宅待機を義務付けた。

19カ国にはオーストラリア、デンマーク、英国、チェコ共和国、南アフリカ共和国、イスラエルが含まれる。

29日には日本、カナダ、ナイジェリア、ポルトガルが追加された。30日深夜0時に発効した。

スイスでは28日、国民投票が行われ、既に国内で運用が始まっている新型コロナウイルスワクチンパスポート「COVID証明書」や追加経済対策の法的根拠となる「COVID-19法」が、想定を上回る約62%の賛成で可決された。

同法が国民投票にかけられるのは今回が2回目。スイスではレストランやカフェ、図書館などに入る際にCOVID証明書の提示が義務づけられ、政府のコロナ対策に反対する人らが「未接種者への差別だ」などとして同法の撤回を求め、国民投票に持ち込んだ。

最も読まれた記事
在外スイス人

世界の読者と意見交換

ニュース

バーゼルの路面電車

おすすめの記事

バーゼルで「カラオケ路面電車」走行 欧州歌合戦に合わせ

このコンテンツが公開されたのは、 5月11~17日の欧州国別対抗の音楽祭「ユーロヴィジョン・ソング・コンテスト(ESC)」開催中、バーゼルでは「カラオケ・トラム(路面電車)」が運行する。ビンテージ車両で90分間かけて街を走る間、乗客は無料で歌い踊ることができる。

もっと読む バーゼルで「カラオケ路面電車」走行 欧州歌合戦に合わせ
大阪・関西万博

おすすめの記事

スイス外相、大阪・関西万博で結束と対話をアピール

このコンテンツが公開されたのは、 日本を公式訪問中のスイスのイグナツィオ・カシス外相は22日、2025年大阪・関西万博のスイス・ナショナルデーのオープニングセレモニーに出席し、結束と対話を呼びかけた。

もっと読む スイス外相、大阪・関西万博で結束と対話をアピール
クラウス・シュワブ氏

おすすめの記事

WEFのクラウス・シュワブ会長が辞任

このコンテンツが公開されたのは、 世界経済フォーラム(WEF)は21日、創設者で会長のクラウス・シュワブ氏が同日付で辞任したと発表した。

もっと読む WEFのクラウス・シュワブ会長が辞任
コーデリア・ベール

おすすめの記事

TIME誌、スイス人弁護士を「最も影響力のある100人」に選出

このコンテンツが公開されたのは、 米誌タイムズの「2025年最も影響力のある100人」に、弁護士コーデリア・ベール氏がスイス人女性では唯一ランクインした。ベール氏は気候訴訟で異例の勝訴判決を勝ち取った人物だ。

もっと読む TIME誌、スイス人弁護士を「最も影響力のある100人」に選出
卵の棚

おすすめの記事

ミグロ、スイス初の年中無休スーパーを開店へ

このコンテンツが公開されたのは、 スイス小売大手のミグロ(Migros)は14日、アッペンツェル・アウサーローデン準州ヘリザウにある1店舗を年中無休化すると発表した。

もっと読む ミグロ、スイス初の年中無休スーパーを開店へ

swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。

他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部