The Swiss voice in the world since 1935
トップ・ストーリー
スイスの民主主義
ニュースレターへの登録

チューリヒ金融街で気候デモ

police and activists
2日朝、デモが始まって2時間後には警察が出動した Keystone / Ennio Leanza

約200人の環境活動家がUBSやクレディ・スイスの本社があるチューリヒのパラーデ広場を占拠している。銀行による化石燃料プロジェクトへの投融資が気候変動を悪化させているとの訴えだ。

活動家は2日朝以降、パラーデ広場をドラム缶や自身の体を使って封鎖している。占拠が始まって間もなく警察が出動し、活動家を1人ずつ追い出した。同日昼には約30人を一時的に留置したという。

占拠は「気候のために立ち上がれ」を合言葉に、気候ストライキ・スイスやエクスティンクション・レベリオンなど複数の環境団体が結束。環境に負荷を与えるプロジェクトに投融資する金融機関を批判する。

スイス国立銀行(中央銀行)や民間銀行は石油や石炭、天然ガスを採掘・使用するプロジェクトに数十億フランを投じている。そのために世界は気候変動で死にかけている――活動グループは声明でこう主張した。

それらの投融資がなくなれば、国際的な気候目標をなんとか達成できる見込みがあるとする。

UBSは2日、デモへの応答として気候保護は同行の「最優先事項」であり、「2050年までに温室効果ガスの排出を事業全体で差し引きゼロにする。科学に基づいた暫定目標を2025年、30年、35年に置いている」と説明した。

bank sit in
Keystone / Ennio Leanza

中銀にも訴え

2日のデモは環境団体「Rise up for Change(変化のために立ち上がれ)」が組織した1週間にわたる活動の一部だ。現在、数百人の活動家がチューリヒに急設された(公式に認可を受けている)キャンプに集まっている。6日午後にはベルンの中央銀行前でデモ活動を行う予定だ。

おすすめの記事
cllimate activists outside court

おすすめの記事

スイスの政治

クレディ・スイス批判の環境活動家に無罪

このコンテンツが公開されたのは、 スイスの銀行大手クレディ・スイスの化石燃料への投資に対する抗議活動の一環で、同行敷地内に侵入、無断でテニスの試合をした12人の気候変動活動家に対し、ローザンヌの地方裁判所は13日、無罪の判決を出した。

もっと読む クレディ・スイス批判の環境活動家に無罪

人気の記事

世界の読者と意見交換

ニュース

戦闘機

おすすめの記事

スイス、軍事プロジェクトの品質管理を外注へ

このコンテンツが公開されたのは、 スイスの17件の主要軍事プロジェクトが、2026年初めから外部コンサルタントによる監査対象となる。これにはF-35戦闘機の調達も含まれる。

もっと読む スイス、軍事プロジェクトの品質管理を外注へ
煙の立ち上る原子力発電所

おすすめの記事

スイスの政治

スイス・ゲスゲン原発、再稼働はさらに半年延期

このコンテンツが公開されたのは、 スイス北西部のゲスゲン原子力発電所の運転再開がさらに6カ月間遅れることになった。定期検査が行われた5月下旬以降、発電を停止している。

もっと読む スイス・ゲスゲン原発、再稼働はさらに半年延期
会見に応じるスイスのカシス外相とイタリアの外相

おすすめの記事

スイス、ロシア・ウクライナ首脳会談の「準備は万全」

このコンテンツが公開されたのは、 スイス連邦政府のイグナツィオ・カシス外相は19日、ウクライナ情勢を巡る和平交渉について、スイスはロシアとウクライナの首脳会談を開催する「準備は万全」と述べた。

もっと読む スイス、ロシア・ウクライナ首脳会談の「準備は万全」
ドナルド・トランプ大統領

おすすめの記事

世界貿易

トランプ氏、スイス大統領に金銭支払いを要求 関税発表前日の電話会談の詳細が明らかに

このコンテンツが公開されたのは、 スイスに対し39%の関税を発表する前日の7月31日、ドナルド・トランプ大統領がカリン・ケラー・ズッター大統領との電話会談で、米国への「投資」ではなく直接的な金銭支払いを要求していたことが分かった。大衆紙ブリック日曜版が報じた。

もっと読む トランプ氏、スイス大統領に金銭支払いを要求 関税発表前日の電話会談の詳細が明らかに
大西卓哉飛行士

おすすめの記事

宇宙研究

国際宇宙ステーションでロボットが「宝探し」に成功 スイスも貢献

このコンテンツが公開されたのは、 日本製とドイツ製のロボットが、国際宇宙ステーション(ISS)で「宝探し」をして遊んだ。スイス・ルツェルン応用科学芸術大学(HSLU)もこの実験に貢献した。

もっと読む 国際宇宙ステーションでロボットが「宝探し」に成功 スイスも貢献
ジュネーブのトラム

おすすめの記事

気候適応

ジュネーブ州、バス・路面電車を13日のみ無料に オゾン濃度が急増

このコンテンツが公開されたのは、 ジュネーブ州では13日、バスやトラム(路面電車)など公共交通機関が終日無料となった。オゾン濃度が急増したことへの対応で、スイスでは初めての措置だ。

もっと読む ジュネーブ州、バス・路面電車を13日のみ無料に オゾン濃度が急増

swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。

他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部