スイスで大規模な部分日食、27年ぶり
月が太陽を隠す日食が12日、欧州で観測できる。
スイスで観測できるのは部分日食で、太陽は最大93%まで月に隠れる。
スイス天文学会(SAG-SAS)によると、今回と同程度の規模の日食が再び観測できるのは2075年になる。太陽が月に隠れる割合は、スイス国内の場所によって91~93%になると予想されている。
日食は12日、スイス時間の午後7時20分過ぎに始まり、太陽が沈む午後8時45分ごろに終わる。ピークは午後8時15分から8時20分ごろで、この時間帯には月が太陽をほぼ完全に覆う。
スイス天文学会のマルク・アイヒェンベルガー会長によると、日食をできるだけ良い条件で観測するには、西北西方向に視界が開けていることが重要になる。アルプスの谷間は不利な一方、スイス高原、プレアルプス(高いアルプス山脈の外側を取り囲む、比較的低い山地)、山頂などは、視界が遮られず、天候にも恵まれれば絶好の観測場所となる。
スイスで同程度の規模の部分日食が観測されるのは、1999年8月以来、27年ぶり。このときは、国内の一部地域で太陽の99.5%が隠された。そのほか、スイスでは1912年(90%)、1961年(98%)、2015年(75%)に部分日食が観測されている。
スイスで最後に皆既日食が観測されたのは1842年で、メンドリジオットやヴァル・ポスキアーヴォからはっきりと見ることができた。1724年にはスイス高原でも観測されている。
スイスで次に皆既日食が起こるのは、2081年9月3日。
8月12日から13日にかけては、ペルセウス座流星群もピークを迎えると予想されている。
英語からの翻訳・編集・校正:大野瑠衣子
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