EU、鉄鋼輸入枠を半減へ 枠外関税は倍増、スイスも対象
スイスの鉄鋼業界は、欧州連合(EU)が輸入規制を強化したことを受け、より厳しい関税措置に直面している。
EU加盟国と欧州議会は14 日、域内産業保護を目的とした鉄鋼輸入規制の強化策で合意したと発表した。
EUは鉄鋼製品の無関税輸入枠を、従来より約47%削減し、年間1830万トンに制限する。輸入枠を超過した製品に課す関税率は、現行の2倍にあたる50%に引き上げる。
欧州委員会によると、この措置の適用除外となるのは欧州経済領域(EEA)のノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタインのみで、スイスは対象に含まれる。
EU側は今後、世界貿易機関(WTO)のルールに適合する形で貿易相手国との協議を進める方針。EUのマロシュ・シェフチョビッチ通商担当委員は昨年10月、「自由貿易のパートナー国に対して公平でありたい」と述べた。スイスはEUと自由貿易協定を結んでいる。
スイス連邦政府はここ数カ月、同国への特例措置を求めてきたが、認められていない。スイス通信社Keystone/SDAが1月末に入手した情報によると、スイスは従来と同様の輸入割当の確保を期待している。
中国、インド、トルコなどからの安価な鉄鋼の流入が続く中、EUは域内産業を守るために規制を強化する。スイス政府は、自国の鉄鋼生産はこうした世界的な過剰生産に寄与していないとの立場を示している。
現行の輸入規制は6月末に失効する予定で、新規則は正式承認を経て7月1日に発効する見通し。
英語からのGoogle翻訳・編集:大野瑠衣子
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