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SWI swissinfo.ch、ジャーナリズム・トラスト・イニシアチブに再認定

Swissinfo journalist at work.
SWI swissinfo.chは公共放送の一環として、スイスに関心を持つ世界中の読者に向けてスイスの政治や経済、科学、文化、社会に関して独立した立場から報道している SWI swissinfo.ch / Severin Nowacki

スイス公共放送協会(SRG SSR)国際部SWI swissinfo.chはジャーナリズム・トラスト・イニシアイブ(JTI)の再認証を受けた。「国境なき記者団(RSF)」が2018年に創設したJTI認証は、報道機関が信頼性、透明性、倫理、最高品質に尽力していることを読者にアピールするための手段だ。 

同時に、swissinfo.chはチューリヒ大学公共・社会研究センター(通称「fög」)が毎年実施しているメディアの品質調査でも7.8ポイントという高スコアを獲得した。

swissinfoオーディエンス部のヴェロニカ・デヴォル部長は、「ジャーナリズムの質や信頼において透明性は必須です。私たちが何をどのように取材しているか説明しなければ、読者からの信頼は得られないからです」と説明する。「今日、世界中のオンラインメディアがフェイクニュースやプロパガンダの拡散と闘っています。人々の関心を引いて収益化したり、特定の話題や人物、組織に対する態度を操作したりしようとする人々に、オンラインニュースの読者が狙われているのです」

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信頼できる情報源

新型コロナウィルスの流行時、フェイクニュースが爆発的に広がった。信頼できる発信源と偽情報の識別は、ニュース読者にとってもグローバルな検索エンジンにとっても難しい課題となった。swissinfo.chがJTI認証の取得を目指したのはこのためだ。

編集上の信頼について知識を深め強化するため、米非営利団体「トラスティング・ニュース」とも協業している。

デヴォル部長は「2022年8月以来、swissinfo.chはトラスティング・ニュースと協力して透明性を向上させ、読者の信頼を獲得・維持するための手段を編み出してきました」と話す。「例えば私たちがなぜその記事を取り上げることにしたのか説明を加えたり、会社案内ページを刷新したり、さらには一連のトピックに関し私たちがどのように取り組んでいるのか動画で説明したりと、多岐に渡る取り組みを講じました」

トラスティング・ニュースとは協力を続けており、目下、読者調査や人工知能(AI)の使用に関する透明性の向上などに取り組んでいる。

品質ランキングで高評価

チューリヒ大学がまとめる「スイスメディア品質年鑑」で、オンラインニュース部門において、10言語の編集部から成るswissinfo.chは10点満点中7.8点(2022年比0.1点増)を得た。swissinfo.chは、評価対象の国内全オンラインメディアの中で首位だった。

レト・ギシ・フォン・ヴァルトブルク品質責任者は「swissinfo.chはこの結果を誇りに思います。独立した第三者による評価は、信頼性を高め、国内外のオンラインメディアと比較できるようになるからです。それは読者やコミュニティーの信頼を築き、強化するための重要な要素です」と語った。

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英語からの翻訳:ムートゥ朋子

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