スイス・ゲスゲン原発、再稼働はさらに半年延期
スイス北西部のゲスゲン原子力発電所の運転再開がさらに6カ月間遅れることになった。定期検査が行われた5月下旬以降、発電を停止している。
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バーゼルの南に位置するゲスゲン原子力発電所は、5月24日以来稼働を停止している。運営者のゲスゲン・デニケン原子力発電所(KKG)は、給水配管システムの過負荷の可能性を示す証拠を提出しなければならない。
KKGは22日、「これらの検証プロセスにはより長い時間を要し、給水システムの個別の強化措置が必要であることが明らかになった」と表明外部リンクした。再稼働にはスイス連邦核安全監督局(ENSI/IFSN)による検査と承認が必要で、2026年2月末まで遅れる可能性があるという。
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KKGの発表を受け、筆頭株主の電力会社アルピク(Alpiq)は同日、2025年に1億4000万~1億6000万フラン(約260億~290億円)の営業損失を見込むと発表外部リンクした。保有株数第2位のアクスポ(Axpo)も同日、2025年3月期と26年3月期の2年度で計1億5000万~1億7000万フランの減益を見込むと発表外部リンクした。
ゲスゲン原発は1979年に操業開始した。年間発電量は約80億キロワット時(kWh)で、スイスの電力消費量の約13%を占める。
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英語からのDeepL翻訳:ムートゥ朋子
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