The Swiss voice in the world since 1935
トップ・ストーリー
スイスの民主主義
ニュースレターへの登録

イラン、スイス大使を召喚

トランプ氏のツイッター
トランプ米大統領のツイッター Keystone

ロイター通信によると、イラン当局は5日、米国の利益代表を兼任する駐テヘランのスイス大使を召喚し、トランプ米大統領の一連の発言に抗議した。

トランプ大統領は4日、ツイッター上で、イラン革命防衛隊の精鋭部隊のソレイマニ司令官殺害に関し、報復としてイランが米国民を攻撃するようなことがあれば、イラン国内の拠点を標的にする、などと発言した。

米国が4日、空爆でソレイマニ司令官を殺害したと発表し、イラン側は報復を予告。両国の緊張が高まっている。

外部リンクへ移動

スイス連邦外務省は、イラン側との会合が利益代表の枠組みの中で行われたとし、内容は「機密」だとコメントした。

ソレイマニ司令官殺害後、イランがスイス大使を召喚するのはこれで2度目。スイスは1980年以来、イランで米国の利益代表を務める。

1979年11月、テヘランの米国大使館が占拠され、52人の米外交官・一般市民が444日間にわたり人質になった事件を受け、米国は80年にイランとの国交を断絶した。

中立国のスイスは、国交を断絶した紛争当事国の仲介役を務めている。

おすすめの記事
石油

おすすめの記事

紛争当事国の仲介役を務めるスイス

このコンテンツが公開されたのは、 中東情勢の緊張の高まりと原油価格上昇により、米国とイランの仲介役を務めるスイスの役割が再び脚光を浴びている。しかし、そもそも仲介役とは何をするのか。なぜ永世中立をうたうスイスが国際関係に介入するのか?

もっと読む 紛争当事国の仲介役を務めるスイス

人気の記事

世界の読者と意見交換

ニュース

ひまわり畑

おすすめの記事

見えぬ障がい伝えるバッジ、試験配布開始 スイス連邦鉄道

このコンテンツが公開されたのは、 スイス連邦鉄道(SBB)は17 日、目に見えない障がいを持つ乗客を対象としたヘルプマークの配布を試験的に開始した。外見からは分からなくても支援・配慮を必要としている人への理解を深めることを目的としている。

もっと読む 見えぬ障がい伝えるバッジ、試験配布開始 スイス連邦鉄道
UBS

おすすめの記事

スイス政府、金融規制改革の最終案を発表

このコンテンツが公開されたのは、 スイス連邦内閣は6日、クレディ・スイス危機を踏まえた金融規制改革の最終案を発表した。自己資本規制を強化し、金融監督局の権限も強化する。

もっと読む スイス政府、金融規制改革の最終案を発表
ガザ

おすすめの記事

スイスの元外交官50人、ガザめぐる政府の「沈黙」を非難

このコンテンツが公開されたのは、 パレスチナ自治区ガザにおけるイスラエルの「戦争犯罪」に関して、スイスの元外交官55人がスイス外相に共同書簡を送り、スイスの「沈黙と消極性」を非難した。政府に対して直ちに措置を講じるよう求めた。

もっと読む スイスの元外交官50人、ガザめぐる政府の「沈黙」を非難
軍隊

おすすめの記事

スイスで放射能測定の合同演習 

このコンテンツが公開されたのは、 スイスでは2~6日、国際チームがヘリコプターで空中の放射能測定を行っている。緊急時に広い範囲の放射能を迅速にチェックする予行演習だ。

もっと読む スイスで放射能測定の合同演習 
サルコ

おすすめの記事

自殺カプセル「サルコ」運営団体代表が死亡

このコンテンツが公開されたのは、 自殺カプセル「サルコ」を運営する自殺ほう助団体「ラストリゾート」共同設立者のフロリアン・ウィレ氏(47)が、先月5日にドイツで死去していたことが分かった。

もっと読む 自殺カプセル「サルコ」運営団体代表が死亡
土砂崩れ

おすすめの記事

スイス南部で氷河が崩壊 土石流がふもとの村を飲み込む

このコンテンツが公開されたのは、 スイス南部レッチェンタール(ヴァレー州)で28日午後、大きな氷河が崩壊し、大規模な土砂崩れがふもとのブラッテン村を襲った。多数の家屋が倒壊し、1人が行方不明。

もっと読む スイス南部で氷河が崩壊 土石流がふもとの村を飲み込む

swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。

他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部