
スイス株式相場、初めて1万3000の大台に

スイス株式市場で24日、代表指標のSMIが一時1万3000の大台を超え、史上最高値を記録した。前日のドイツ連邦議会選挙で保守派が勝利したことを受け、安心感が広がった。

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23日のドイツ総選挙では保守派のキリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)が28.5%の得票率で勝利。極右政党の「ドイツのための選択肢(AfD)」が20.5%という過去最高の得票率で続いた。
仏オッドBHFスイスの投資ディレクター、アーサー・ジュルス氏は、「金融市場から見れば、最初の反応はおおむねポジティブだ」と話す。「だが短期的にはポジティブといっても、財政政策の緩和に向かう道にはまだ落とし穴が多い。保守政党が憲法上の債務ブレーキ制度を見直すために必要な3分の2の議席を獲得できなかったため、慎重を要する」とも付言した。
スイスは決算発表の集中期を迎える。今後数日にアルコン、アデコ、スイス再保険、ホルシムなど約30社が決算発表を予定する。
英語からの翻訳:ムートゥ朋子

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