これまで子供たちがお金を貯めるといえば貯金箱だった。代表的なのがブタの形のもので、子供たちはそれを使ってお金を貯めることの大切さを学んだ。銀行の国・スイスでは、ブタの貯金箱もいち早くデジタル化の道を歩んでいる。(RTS, swissinfo.ch)
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新世代の貯金箱は、これまでのように硬貨や紙幣を穴に入れることが出来るが、昔と違うのはスマートフォンのアプリを通じて預金口座と直接リンクしているということ。貯金箱が笑ったり話したりするなど、子供に喜んでもらえるような工夫もされている。
この貯金箱は、銀行大手クレディ・スイスが若い顧客開拓のため開発した。利用者や若者の保護団体からは、そういう目的で作られたものでも教育ツールとしての価値は高いと好評だ。
(英語からの翻訳・宇田薫)
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「地元ラジオ局の記者が、なぜ私があえてこの小さなシャフハウゼン州と協働しているのかと聞いてきた。答えは簡単だ。同州が革新的だからだ」とガシュタイガー氏は言う。
同氏は「ファーストムーバー」と新しく呼ばれている先駆者たちに興味を引かれる。自身もその一人だと認識しているからだ。ブロックチェーン分野に特化した同氏のスタートアップ企業Procivisは先日、州民向けの電子証明書サービスのシステムをシャフハウゼン州と協働で構築していくことを発表した。
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