今年25周年を迎える高級時計の展示会「ジュネーブサロン(SIHH)」が今日19日、ジュネーブで開幕。5日間にわたる「高級時計の祭典」が繰り広げられる。
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1991年の第1回サロンに出展した時計メーカーは、わずか5社。展示会場の面積も4500平方メートルだった。
「ジュネーブサロンは、開始当初は本当に小規模だった。しかし、それから一気に成長を遂げた」と話すのは、同サロンの主催者ファビエンヌ・ルポ会長だ。「いくつかの高級時計メーカーがサロンから離れ、またいくつかが新しく参加し、サロンを形成していった。現在サロンで展示するメーカーは、いずれも最新技術を取り入れるという伝統を保守しているところばかりだ」
「ジュネーブサロン2015」の出展メーカーは16社で、うち12社はリシュモングループに属している。ジュネーブ・パレクスポの4万平方メートルもの会場を埋め尽くす同展には、1万5千人の時計関係者と1500人のジャーナリストが集まる予定だ。
「確かに原油価格の下落とロシアルーブルの暴落が現在置かれた状況だ。しかし、今の時点で、こうしたマイナス要素がロシアなどの国からの客足を遠ざけるとは考えにくい」とルポ会長はコメントする。
一方、数日前のスイス国立銀行(中央銀行)のユーロ上限即時撤廃の発表はフラン高をもたらし、輸出にたよる時計業界に影響を及ぼすはずだ。高級時計メーカーは今後その影響度を判断していくことになる。
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