スイス北西部ジュラ州のサン・トゥルザンヌと南部ティチーノ州のモルコーテが、国連世界観光機関(UNWTO)の「ベスト・ツーリズム・ビレッジ」に認定された。
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スイスの連邦経済省経済管轄局(SECO)は19日の声明外部リンクで、両村を推薦したのは伝統的な活動を重視し、観光を通じて文化遺産の促進と保存に尽力してきたためだと説明した。
全国的な公募を経て、SECOやスイス政府観光局などから成る審査委員会がブレガリア村(グラウビュンデン州)、モルコーテ村(ティチーノ州)、ロモース村(ルツェルン)、サン・マルタン村(ヴァレー州)、サン・トゥルザンヌ村(ジュラ州)を候補に選び、UNWTOに推薦した。
SECOはモルコーテとサン・トゥルザンヌの持続可能な開発や村中心部の美しい景観、文化遺産の保存・促進、観光の促進に向けたさまざまな取り組みがUNWTOに評価されたと述べた。
ベスト・ツーリズム・ビレッジ外部リンクは農村観光の優良事例を認定する制度で、今年で3回目。スイスではこれまでにアンデルマット(ウーリ州)、グリュイエール(フリブール州)、ムルテン(フリブール州)、サース・フェー(ヴァレー州)、ヴァル・ポスキアーヴォ(グラウビュンデン州)の7つが認定されている。日本では北海道ニセコ町と京都府南丹市美山町が選ばれている。
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