「La mif(仮訳:家族)」は、青少年保護施設で暮らす10代の少女7人の物語。若手女優が好演した
Stéphane Gros/Lumière Noire
ジュネーブ拠点のフレデリック・バイリフ監督の長編映画「La mif(仮訳:家族)」が、今年のベルリン国際映画祭ジェネレーション部門「Generation 14plus」の最優秀賞を受賞した。
このコンテンツが公開されたのは、
スイス映画財団が4日、発表した。「La Mif」は、複雑な家庭環境に生まれた思春期の少女7人が青少年保護施設で生活を共にし、コミュニティを構築していく物語。青少年保護システムがどれほど機能しているか、家族とは何かを問いかける。
「Generation 14plus」は14歳以上の鑑賞を対象とする作品部門。審査員は「La mif」を「エネルギッシュで急ぎ脈打つ鼓動」と表現し、登場人物たちの「魅惑的で力強い演技」を称賛した。
この作品は仏語圏のスイス公共放送(RTS)との共同制作。バイリフ監督は元プロバスケットボール選手で、独学で映画製作を習得した。またソーシャルワーカーの訓練を受け、少年院で勤務した。バイリフ監督は2010年、自身初の長編作品「Tapis Rouge (仮訳:レッドカーペット)」を制作した。
おすすめの記事
ジャッキー・チェンさんに名誉豹賞 ロカルノ映画祭
このコンテンツが公開されたのは、
第78回ロカルノ国際映画祭で、香港出身の俳優ジャッキー・チェンさん(71)に生涯功労賞である「名誉豹賞」が贈られることが決まった。
もっと読む ジャッキー・チェンさんに名誉豹賞 ロカルノ映画祭
おすすめの記事
グミベアが躍る「ロボケーキ」大阪・関西万博スイス館で展示
このコンテンツが公開されたのは、
動くクマのグミ、チョコレート味の電池――大阪・関西万博のスイス館では、ロボット工学者とパティシエ、ホテリエが合作した「ロボケーキ」が展示されている。
もっと読む グミベアが躍る「ロボケーキ」大阪・関西万博スイス館で展示
おすすめの記事
スイス外相、大阪・関西万博で結束と対話をアピール
このコンテンツが公開されたのは、
日本を公式訪問中のスイスのイグナツィオ・カシス外相は22日、2025年大阪・関西万博のスイス・ナショナルデーのオープニングセレモニーに出席し、結束と対話を呼びかけた。
もっと読む スイス外相、大阪・関西万博で結束と対話をアピール
おすすめの記事
フランシスコ教皇死去、スイス大統領が哀悼
このコンテンツが公開されたのは、
スイスのカリン・ケラー・ズッター連邦大統領は、21日死去したローマ教皇フランシスコに哀悼の意を表した。
もっと読む フランシスコ教皇死去、スイス大統領が哀悼
おすすめの記事
WEFのクラウス・シュワブ会長が辞任
このコンテンツが公開されたのは、
世界経済フォーラム(WEF)は21日、創設者で会長のクラウス・シュワブ氏が同日付で辞任したと発表した。
もっと読む WEFのクラウス・シュワブ会長が辞任
おすすめの記事
スイス外相、日本と中国を訪問
このコンテンツが公開されたのは、
イグナツィオ・カシス外相は日本と中国を公式訪問する。
もっと読む スイス外相、日本と中国を訪問
おすすめの記事
TIME誌、スイス人弁護士を「最も影響力のある100人」に選出
このコンテンツが公開されたのは、
米誌タイムズの「2025年最も影響力のある100人」に、弁護士コーデリア・ベール氏がスイス人女性では唯一ランクインした。ベール氏は気候訴訟で異例の勝訴判決を勝ち取った人物だ。
もっと読む TIME誌、スイス人弁護士を「最も影響力のある100人」に選出
おすすめの記事
ミグロ、スイス初の年中無休スーパーを開店へ
このコンテンツが公開されたのは、
スイス小売大手のミグロ(Migros)は14日、アッペンツェル・アウサーローデン準州ヘリザウにある1店舗を年中無休化すると発表した。
もっと読む ミグロ、スイス初の年中無休スーパーを開店へ
おすすめの記事
ハイジのスイス館、150万人以上の来館者見込む 大阪・関西万博
このコンテンツが公開されたのは、
2025年大阪・関西万博のスイス館が、13日の開幕日に開館した。没入感のある展示空間でスイスの多様・卓越性を紹介し、150万人以上の来館者を見込む。
もっと読む ハイジのスイス館、150万人以上の来館者見込む 大阪・関西万博
おすすめの記事
スイス大統領、関税でトランプ氏と電話会談
このコンテンツが公開されたのは、
スイスのカリン・ケラー・ズッター連邦大統領は、米国の追加関税について、ドナルド・トランプ米大統領と電話会談した。
もっと読む スイス大統領、関税でトランプ氏と電話会談
続きを読む
おすすめの記事
ロカルノ映画祭の新ディレクターにジオナ・ナザロ氏
このコンテンツが公開されたのは、
ロカルノ国際映画祭は5日、新芸術監督にイタリア人の著名映画プログラマー・批評家のジオナ・ナザロ氏が就任すると発表した。同氏は2016年からベネチア国際映画祭の国際映画批評家週間総代表を務める。
もっと読む ロカルノ映画祭の新ディレクターにジオナ・ナザロ氏
おすすめの記事
コロナ後のスイス映画館 待ち受けるのはハッピーエンド?
このコンテンツが公開されたのは、
コロナ規制が緩和されても、スイスの映画館の経営者は、営業を再開すべきなのか?どの作品を上映すべきか?実際に観客は戻ってくるのか?と思いを巡らせている。全ての映画館や劇場が閉鎖された3月16日以来、映画産業が直面している心の揺れを、ある映画館オーナーが語った。
もっと読む コロナ後のスイス映画館 待ち受けるのはハッピーエンド?
おすすめの記事
コロナ禍でわかる ロカルノはただの映画祭ではない
このコンテンツが公開されたのは、
今年のロカルノ映画祭(8月5~15日)は規模を縮小して開催された。それでもスイス人はこの国際映画祭に忠実であり続ける。ロカルノに集まるのを伝統にしている家族もいる。
もっと読む コロナ禍でわかる ロカルノはただの映画祭ではない
おすすめの記事
チューリヒ映画祭 ケイト・ブランシェットさんら受賞
このコンテンツが公開されたのは、
第15回チューリヒ映画祭が9月26日~6日開かれ、ダリウス・マーダー監督(米国)の「Sound of Metal(原題)」が国際長編映画の最優秀賞を受賞した。映画祭には過去最高の11万7千人が訪れた。
もっと読む チューリヒ映画祭 ケイト・ブランシェットさんら受賞
おすすめの記事
スイス映画資料館「シネマテーク」がオープン
このコンテンツが公開されたのは、
古い貴重な映画や書籍、ポスターなど映画関連の「宝物」を保存するため、スイス西部・ローザンヌ近郊に資料館が登場した。世界の映画界にとっても貴重な資料の宝庫だ。
もっと読む スイス映画資料館「シネマテーク」がオープン
swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。