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スイス映画、ベルリン国際映画祭で青少年部門の最優秀賞

映画
「La mif(仮訳:家族)」は、青少年保護施設で暮らす10代の少女7人の物語。若手女優が好演した Stéphane Gros/Lumière Noire

ジュネーブ拠点のフレデリック・バイリフ監督の長編映画「La mif(仮訳:家族)」が、今年のベルリン国際映画祭ジェネレーション部門「Generation 14plus」の最優秀賞を受賞した。

スイス映画財団が4日、発表した。「La Mif」は、複雑な家庭環境に生まれた思春期の少女7人が青少年保護施設で生活を共にし、コミュニティを構築していく物語。青少年保護システムがどれほど機能しているか、家族とは何かを問いかける。

「Generation 14plus」は14歳以上の鑑賞を対象とする作品部門。審査員は「La mif」を「エネルギッシュで急ぎ脈打つ鼓動」と表現し、登場人物たちの「魅惑的で力強い演技」を称賛した。

この作品は仏語圏のスイス公共放送(RTS)との共同制作。バイリフ監督は元プロバスケットボール選手で、独学で映画製作を習得した。またソーシャルワーカーの訓練を受け、少年院で勤務した。バイリフ監督は2010年、自身初の長編作品「Tapis Rouge (仮訳:レッドカーペット)」を制作した。

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