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スイス議会、新任閣僚2人を選出

宣誓する新閣僚
7日に新閣僚に選出され宣誓するエリザベート・バウメ・シュナイダー氏(左)とアルベルト・レシュティ氏 © Keystone / Peter Schneider

7人のスイス連邦閣僚のうち2人が年末で退任するのに伴い、連邦議会は7日、後任としてアルベルト・レシュティ氏(国民党)とエリザベット・ボーム・シュナイダー氏(社会民主党)を選出した。

2人はそれぞれウエリ・マウラー氏とシモネッタ・ソマルーガ氏の後任として、2023年1月1日に着任する。

財務相を務めるマウラー氏は9月、今年末に退任すると表明した。2009年に内閣入りした同氏は、当初は国防・国民保護・スポーツ相を担当し、16年以降は財務相を務めてきた。現7閣僚の中で任期は最長だ。

レシュティ氏は第1回投票で131票を獲得した。選出要件である過半数(122票)を大きく上回って閣僚選出を決めた。

同氏は選出後の演説で、来年1月から「力いっぱい職務に当たる」と述べた。

環境相を務めるソマルーガ氏は11月に退任を表明。後任となるボーム・シュナイダー氏は過半数票を得るまでに3回の投票を要した。

ボーム・シュナイダー氏は、ジュラ州出身の議員として初めて閣僚に就く。選出後の演説で、欧州連合(EU)との対話を改善する必要性があると強調した。

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英語からの翻訳:ムートゥ朋子

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SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

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