外国の候補者名は不利 選挙研究
選挙に関する研究調査で、外国の名前を持つ候補者は、同じ候補者名簿に掲載されたスイスの一般的な名前の候補者よりも、得票率が5％低いことが明らかになった。
独語圏日刊紙ターゲスアンツァイガー日曜版が報じた。
研究調査によると、候補者が属する政党の政治的立場が右寄りであるほど、こうした傾向が強い。また、スイス以外の国にルーツを持つ候補者は候補者名簿順位の最後尾に掲載されることが多く、当選する可能性がさらに低くなることも分かった。
共同執筆者で政治学者のダニエル・アウアー氏は、「移民の背景を持つ候補者は、有権者から差別されるだけでなく、政党幹部からも間接的に差別される」と結論付けた。
同研究調査は、2006～2018年にスイスの20以上の自治体で行われた選挙を対象に実施。研究結果は「American Journal of Political Science」誌に掲載外部リンクされた。
英語からの翻訳：大野瑠衣子
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