おすすめの記事 3月5日はアブサン・デー このコンテンツが公開されたのは、 2017/03/06 19世紀末に芸術家に愛され、ゴッホやヴェルレーヌが愛飲したことで知られるが、精神機能への影響を与える薬物だとして、スイスでは1908年から2005年までアブサンの製造販売は禁止されていた。 さまざまな飲み方があるが、… もっと読む 3月5日はアブサン・デー
おすすめの記事 旅券ビジネス市場を席巻するスイス人 このコンテンツが公開されたのは、 2017/02/28 チューリヒの法律家クリスティアン・ケーリン氏がビジネスとして扱っているのは国籍だ。大繁盛のこのビジネスを維持するため、ケーリン氏はあらゆる方面に飽くことなく働きかける。 最近はプライムタイム枠の米ニュース番組「60Minutes」に出演した。スイス人法律家クリスティアン(通称クリス)・ケーリン、45歳。ルポルタージュで、旅券で商売することに驚きを隠しきれないCBS放送のレポーター、スティーブ・クロフトさんに向かい、「あなたが持っているクレジットカードは、おそらく1枚きりではないでしょう?」と尋ねる。「突然使えなくなったときのために、2枚目のクレジットカードを用意しておかないとね。旅券にしても同じことですよ」。ケーリン氏はそう話す。 もっと読む 旅券ビジネス市場を席巻するスイス人
おすすめの記事 金取引の隠れた拠点 このコンテンツが公開されたのは、 2017/02/21 スイス名産といえば時計やチョコレート、チーズが筆頭だ。ほとんど知られていないが、スイスが世界最大の金の貿易国であることを踏まえると、金もそれに加えるべきかもしれない。2016年の金の輸出額は全体の4分の1以上を占め、製薬産業を上回った。だがその事実は政府の公式統計には表れていない。 連邦税関事務局(EZV/AFD)は最近、スイスの2016年の輸出において医薬品がけん引役となったと発表した。スイスに拠点を置く250社の製薬会社が、失速気味ながら前年比15%増となる803億フラン(約9兆1千億円)の医薬品を輸出した。 ただスイス税関は金や宝石、芸術品の取引量も記録はしているものの、公表した統計からは除いている。税関の広報はスイスインフォの取材に対し、宝石の貿易はスイスの経済状況を反映するものではない、と除外した理由を説明した。 もっと読む 金取引の隠れた拠点
おすすめの記事 スイスの今後の経済戦略がさらに不確実なものに このコンテンツが公開されたのは、 2017/02/13 スイスは、欧州連合(EU)や経済協力開発機構(OECD)から外国企業への税制優遇措置に対して批判され、法人税制の改正を迫られているが、12日に行われた国民投票では政府の法人税改正案が否決された。この結果、スイスに所在する外国の多国籍企業にとって... もっと読む スイスの今後の経済戦略がさらに不確実なものに
おすすめの記事 スイス投資に酔いしれる中国企業 このコンテンツが公開されたのは、 2017/02/13 中国企業によるスイスへの昨年の投資額は48億ドル(約5400億円)と、前年の4倍に達したことが、法律事務所ベーカー&マッケンジーの調査で分かった。430億ドルにのぼった中国化工集団(ケムチャイナ)による農業バイオ大手シンジェンタの買収案は、規制当局の審査結果待ちにあり、同調査では除外している。 活発な中国投資の全体像を外観すると、同社の調査では中国による欧州全体への2016年の直接対外投資(FDI)は総額460億ドル(前年比90%増)、対北米では480億ドル(189%増)となった。 昨年、中国の海航集団(HNAグループ)はスイスの旅客機関連サービス、ゲートグループ・ホールディングやSRテクニクスを買収。その前に同社はスイスポートを買収していた。その他、近年の巨額取引としては、Haers社によるアルミ製ボトル製造のシグ(Sigg)社買収がある。 他の中国企業はスイス企業を買収せずにスイスに投資してきた。中国のソフトウエア大手、東軟グループ(Neusoft)は09年以来、欧州の拠点をアッペンツェルに置いている。東軟の劉積仁(リュー・ジレン)会長は先月の世界経済フォーラム(WEF)で、「最先端のサービス分野への多角化を図り、中国のFDIは今後数年でさらに増えるだろう」とスイスインフォに語った。 「中国において、スイスは透明性が高くて親しみやすく、ビジネス環境のさまざまなランキングで上位を占める安定した国、というイメージだ。海外展開を考えている中国企業は、今後さらにスイスに進路を向けるようになるだろう」 ベーカー&マッケンジーによると、中国企業による欧米への投資額はこの10年間で26億ドルから940億ドルに増えた。その過半は過去3年で急増した。 だが同社は、各国の規制当局が買収案件をより厳しく監視し、中国当局も資本の海外流出を抑えようとするため、中国によるFDIの増加ペースは減速するとみている。同社の調査では、昨年は欧米で計740億ドル以上に値する30の買収提案が阻止された。 ベーカー&マッケンジー中東アフリカ・中国グループのトーマス・ギレス会長は「政治的・規制的な監視の目はより厳しくなり、政治的なリスクの精査と規制への対応は、全体的な買収戦略として非常に重要になる」と話す。 もっと読む スイス投資に酔いしれる中国企業
おすすめの記事 「スキー場のインフラ競争は危険な賭け」 このコンテンツが公開されたのは、 2017/02/06 フラン高、雪不足、ウィンタースポーツ離れ…。スイスのスキー場経営は、相次ぐ悪材料に苦戦を強いられている。ところが経営陣は、スキーに代わる新たなアクティビティを開拓するよりも、スキーリフトなど高額のインフラ整備に依然として力を入れている。持続可能な観光に詳しい、ローザンヌ大学のクリストフ・クリヴァ教授に話を聞いた。 ルツェルン応用科学芸術大学がまとめた「スイスにおけるリフト業界の経営状況(2013・14年版)」によると、スイス国内のリフト運営会社のうち3分の2が助成金頼りの経営を余儀なくされている。 その原因の一つが暖冬による影響。特に標高の低いスキー場にとって深刻だ。また、スキー人口の減少に加え外国との競合もある。スイスの物価高に辟易(へきえき)した観光客が近隣諸国のスキーリゾートに流れているのだ。 もっと読む 「スキー場のインフラ競争は危険な賭け」
おすすめの記事 中国企業がスイスを選ぶ理由 このコンテンツが公開されたのは、 2017/02/03 スイスには今後数年、多くの中国企業が上陸する、と東軟グループ(Neusoft)の会長兼最高経営責任者、劉積仁(リュー・ジレン)会長は予想する。 数々の中国企業が昨年、スイス企業の合併・買収(M&A)を成立させニュースの見出しを飾った。バーゼルに本拠を構える農業バイオ大手のシンジェンタを、過去最高額の433億ドル(当時レートで約4兆8千億円)で買収した中国の大手国有企業「中国化工集団(ケムチャイナ)」もその一つだ。 さらに多くの中国企業が安定した政治、技術的なノウハウ、強固な金融システム、低い法人税率といったメリットを享受しようと、スイスに欧州支社を置こうと計画している。自由貿易協定(FTA)や1月中旬の習近平国家主席のスイス訪問は、両国間の外交関係が最良な状態を保ちつつ、一段とその傾向が強まることを物語っている。 もっと読む 中国企業がスイスを選ぶ理由
おすすめの記事 地元経済の活性化 このコンテンツが公開されたのは、 2017/01/31 地域通貨はスイスでブームになりつつある。南部のヴァリス(ヴァレー)州では今年4月、地域通貨「ファリネ」紙幣の流通を始める。ジュネーブでは2015年、レマンと呼ばれる地域通貨の流通が始まった。 地域通貨イズナウのアイデアは、ジュネーブで行われた00年の夏祭り「ジュネーブ・フェスティバル」の資金集めに作られた記念通貨「サブリエ」がもとになっている。ファリネは、ヴァリス州シオンが06年の冬季五輪招致運動で発行した地域通貨が原点だ。 ファリネの運営団体は紙幣の印刷費2万5600フランをクラウドファンディングで集めたと公表。流通枚数は8万枚で、協賛するカフェやタクシー会社、商店など100カ所で使える。 もっと読む 地元経済の活性化