スイスのバー火災、経営者夫婦の弁護士が「捜査の不備」を非難
スイス南部ヴァレー州クラン・モンタナで起きた、死者40人を出した火災で、捜査対象となっているバー「ル・コンステレーション」オーナーの代理人弁護士が、捜査をめぐり「虚偽の情報」や情報漏洩があると非難した。
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1日未明に発生したこの火災では40人が死亡し、116人が負傷した。負傷者の多くは重度の火傷を負っている。
バーのオーナー、ジャック・モレッティ、ジェシカ・モレッティ夫妻の代理人弁護士は、ヴァレー州検察庁に対し、多数の世論による圧力に左右されないよう要請している。
ヤエル・ハヤット、ニコラ・マイヤー、パトリック・ミショーの3弁護士は18日、複数のメディアに対し、夫妻がこの悲劇に「打ちのめされている」と述べ、「施設の管理者」として「犠牲者たちは彼らにとっても犠牲者だ」と語った。
弁護士らは、夫妻に向けられた「報復心」は「正義とは無関係」だと指摘。夫妻は「正義に背く意思は一切ない」と繰り返し、むしろ「正義が明らかになるよう、自ら進んで法廷に立とうとしている」と述べた。
弁護士らは刑事捜査開始に関し、「虚偽」と「不当行為」があったと主張。具体例として、ジェシカ氏が現金の入ったレジを持ってバーから最初に逃げ出す様子を映した「偽の動画」が拡散したことを挙げた。
非常口
弁護士らは仏語圏スイス公共放送(RTS)の取材に対し、火災発生時に非常口が施錠されていたという事実はないと主張した。
「非常口にはいわゆるパニック・ハンドルが装備されており、閉鎖や遮断は不可能だ」とニコラ・マイヤー弁護士は述べた。非常口は開放されていたという。改修工事の際に、出口につながる階段が必要以上に狭められたという一部報道についても、幅に関する基準は当局が設定しており、モレッティ夫妻はこれを遵守していたと同弁護士は付け加えた。
また、この火災をめぐっては、引火した天井の防音材が火のつきやすい素材だった可能性が取り沙汰されている。しかしパトリック・ミショー弁護士は、モレッティ夫妻は販売業者から公共施設への発泡材使用の適性に関する情報を得ていたとした。また、この発泡材にリスクがないか販売業者に明確に確認していたという。
弁護士団は、バーが自治体の安全検査を複数回受け、その後の検査で材質に対する異議は出なかったと述べた。
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英語からのDeepL翻訳:宇田薫
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