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独語州のレストラン、世界食糧デーに売上げ寄付

カブールで物乞いをする親子、17日。 Keystone Archive

10月16日は世界食糧デーだ。NGO「Terr des Hommes」の企画で独語圏スイスのレストラン約250軒は、16日の売り上げ金の一部を世界で行われている食糧援助プログラムのために寄付する。

「Terr des Hommes」は南米、アフリカ、アジアの各国で母と子の食糧援助活動をしている。「栄養失調は子供を見ればすぐわかるというわけではないので、無視されがちだ。が、栄養失調は子供の病気や成長障害の原因となる。」と、同NGOのレナーテ・ショッホさんはいう。ショッホさんは、16日の独語圏レストランの協力による寄付金は70、000から80、000スイスフランになると期待しており、主に教育プロジェクトに運用されるという。

Terr des Hommesによると、栄養失調が最も深刻なのはアジアで、特に悲惨な状況にあるのはアフガニスタンだ。アフガニスタンでは、貧しい人々、特に女性や未亡人は全く食べ物を入手できない状況にあるため、Terr des Hommesは食糧提供を行って来た。また、タリバン、北部同盟双方の支配地域で妊婦と乳幼児を持つ母親を対象に栄養に関する教育プロジェクトを行って来た。カブールでは約30人のアフガン人助産婦が、妊婦や母親を戸別訪問している。また、カーブルにストリートチルドレンのための給食センター4軒を運営している。米軍の空爆開始後、アフガニスタンの状況は益々厳しくなっているが、援助プロジェクトは続けられているという。「Terr des Hommesペシャワル事務所は、アフガニスタンに残っている協力者らと毎日連絡を取っている。皆、連日の空爆に怯えながらも、活動を続行している。」とショッホさんは語った。

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