超富裕層に相続税 国民投票を動画で解説
スイスでは、5000万フラン(約95億円)を超える財産に50%の相続税を新たに課す案が今月30日の国民投票にかけられる。税収を国の気候変動対策に充てる案だが、反対論は根強い。
相続税導入案の賛成派は、自家用車やプライベートジェットを多用する超富裕層は二酸化炭素(CO₂)排出量が多く、環境問題の解決にもっと貢献すべきだと主張する。新税により持続可能性を高めるプロジェクトへの予算として、数十億フランの増収効果があると見積もる。
だが連邦政府をはじめ、相続税の導入は起業家やその資本が国外に流出しかねないという反対意見が強い。結果的に税収も雇用も減り、スイス経済全体に悪影響を及ぼす、と警告する。
議論の全容を理解するには、スイスインフォの解説記事へ☟
おすすめの記事
「資産95億円超の相続に課税」は妥当? スイス国民投票を解説
英語からの翻訳:ムートゥ朋子
swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。