「原発再開を阻止」左派政党らが国民発議立ち上げ
左派政党や環境保護団体でつくる連合体が、スイスの原子力発電所の新規建設を阻止するためのイニシアチブ(国民発議)を立ち上げた。
おすすめの記事
ニュースレターへの登録
イニシアチブの発起人たちは、原子力発電所の新規建設には数十億フランの費用負担が生じ、さらには再生可能エネルギーの開発を阻害すると訴える。
連合体は緑の党(GPS/Les Verts)、社会民主党(SP/PS)、自由緑の党(GLP/PVL)、その他様々な団体で構成。原発の新規建設禁止の見直しを求める「ブラックアウト・イニシアチブ」に対して政府が提示した対案に反対する形で国民発議を提起した。
政府の間接的対案は、原発の新規建設禁止を事実上撤廃する内容。議会で可決された。
おすすめの記事
スイス、原発新規建設の禁止解除に一歩前進
「新規原子力発電所建設反対」連合体は30日、政府と議会の決定は再生可能エネルギーへの移行および脱原発を求める国民の意思に反すると批判した。
同連合体は声明で「福島とチェルノブイリの事故は十分な警告ではなかったのか」と述べた。原子力発電への回帰はスイスを重大なリスクにさらすことになると主張している。
同連合体によると、原子力発電所の新規建設費用は少なくとも250億フラン(約5兆円)に上る。政府は財源について詳細をまだ明らかにしていない。
国民投票に持ち込むためには、イニシアチブ発起人委員会は10月8日までに5万人の署名を集める必要がある。
英語からの翻訳・校正:宇田薫
JTI基準に準拠
swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。