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気候変動対策

氷河と永久凍土の融解によってもたらされる新たな現実と機会に、スイスがどう適応しているのかを取材。また、CO₂排出削減に向けた革新も追う。

インドネシア・パリ島在住のイブ・アスマニアさん(左)とアリフ・プジアントさん

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セメント大手ホルシムと闘うインドネシアの島民たち

このコンテンツが公開されたのは、 インドネシアの小さな島、プラウ・パリの住民は、セメント世界大手ホルシムの排出するCO₂が彼らの生活を脅かしていると訴える。同社が本社を置くスイスの地方裁判所に、気候変動がもたらした損害の賠償を求める訴訟を起こした。

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Alpine scene

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氷河が解けるとどうなる?

アルプスや世界中の氷河の融解が加速している。国連は2025年を「氷河の保護の国際年」と定め、世界に氷河の重要性を訴えている。

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グランド・ディクサンス・ダムとアルプス

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スイス水力発電の礎 グランド・ディクサンス・ダム

このコンテンツが公開されたのは、 スイスアルプス山脈の中心に位置する世界最大級の重力式ダム、グランド・ディクサンスは着工から75周年を迎える。このダムはスイスにおける水力発電革命の起爆剤となり、国のエネルギー戦略の礎を築いた。

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建設作業員

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働くには暑すぎる? 世界の猛暑に国連が警告

このコンテンツが公開されたのは、 国連の世界保健機関(WHO)と世界気象機関(WMO)が22日に発表した共同報告書によると、猛暑に苦しむ人の数は世界人口の半分に及ぶ。特に途上国で貧困が深刻化する恐れがあるとして、各国に早急・具体的な猛暑対策を呼び掛けた。

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永久凍土の融解が原因で亀裂が生じたスイスアルプスのスキーリフト

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永久凍土融解から山岳インフラを守るスイスの新技術

このコンテンツが公開されたのは、 欧州の山岳永久凍土の温度は急速に上昇している。その上で倒壊の危険にさらされる山小屋や鉄道などのインフラを守るべく、新技術の開発に取り組むスイスの研究者を取材した。

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浸水したルツェルン

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「連帯」の力で保険料率は全リスク一律 スイスの自然災害保険

このコンテンツが公開されたのは、 山火事、大浸水、土砂崩れ……気候変動に伴い、世界中で大規模な自然災害が頻発している。損害をどう補償するかが各国で大きな課題となるなか、スイス独自の自然災害保険は1つのモデルとなるかもしれない。

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世界には推定で約25億台のエアコンがある

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5つのポイントで読む エアコン需要急増と環境への代償

このコンテンツが公開されたのは、 気候変動の影響で世界の冷房需要が高まっている。スイスも例外ではない。しかし家庭での冷房導入が増えるほど、気候への影響や電力消費の増大という懸念も出てくる。

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ジュネーブのトラム

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ジュネーブ州、バス・路面電車を13日のみ無料に オゾン濃度が急増

このコンテンツが公開されたのは、 ジュネーブ州では13日、バスやトラム(路面電車)など公共交通機関が終日無料となった。オゾン濃度が急増したことへの対応で、スイスでは初めての措置だ。

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アレッチ氷河

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消えゆく氷河 氷河観光が進むべき未来とは

このコンテンツが公開されたのは、 気候変動は、スイスの氷河観光を存続の危機に追いやり周辺地域から経済の柱を奪おうとしている。ローザンヌ大学の専門家は、氷河観光には3つの生き残り戦略があると提唱する。

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氷河の上を歩く研究者

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氷河の観測に「光ファイバー」、災害予知の切り札となるか

このコンテンツが公開されたのは、 インターネットや電話に使われる光ファイバーが、自然災害の予知に役立つかもしれない。スイスアルプスの氷河で実用性を探る実験が進んでおり、地滑りや氷河崩壊のモニタリングにおける新たな可能性に期待がかかる。

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プラごみの回収

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プラごみ汚染めぐる初の国際条約、ジュネーブで合意できるか

このコンテンツが公開されたのは、 プラスチック汚染に対処する初の国際条約の採択に向けた政府間交渉会合が来月、スイス・ジュネーブで行われる。各国の意見の隔たりが大きい生産規制など、合意に至るにはいくつかの難題を解決しなければならない。

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煙突から煙が出る工場の影

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気候変動対策を邪魔する「偽情報」、背後には大規模な情報操作 研究で判明

このコンテンツが公開されたのは、 石油産業や右派ポピュリストが、気候変動対策を妨害するために大規模なキャンペーンを展開していることが、気候問題に関する偽情報の拡散をまとめた報告書で明らかになった。

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アフリカ

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進む東アフリカの氷河融解、余命は「あと数年」

このコンテンツが公開されたのは、 気候変動の影響で、東アフリカの熱帯氷河が消滅寸前だ。融解の原因は気温上昇だけではないという。「キリマンジャロの雪」は永遠に失われてしまうのか。

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オリーブの木

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温暖化でスイスがオリーブの名産地に?

このコンテンツが公開されたのは、 スイス西部のフランス語圏は温暖化によりオリーブの木を育てやすくなっている。生産者らは2026年には栽培本数が2万本に倍増し、南部のイタリア語圏ティチーノ州を追い抜くと見込む。

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原発

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原発回帰に傾くスイス 意識されざるリスクとは

このコンテンツが公開されたのは、 2011年以降、スイス政府は脱原発政策を進めてきたが、現在、クリーンエネルギー戦略という名目で諸外国に続いて原発新設禁止の撤回を検討している。しかし研究者らは、物議を醸す原子力発電には原発特有の、正しく理解されていない危険性が伴うと警鐘を鳴らす。

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原発

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スイス・ゲスゲン原発、定期検査後に稼働再開できず

このコンテンツが公開されたのは、 スイス北部デニケン(ソロトゥルン州)のゲスゲン原子力発電所が2カ月近く、発電を停止している。給水配管システムに過負荷がかかっている可能性があり、安全性が証明されるまで発電を再開できていない。

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雪の乏しいスキー場

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雪のないスキー場、危険な山小屋…気候変動に対応急ぐスイス観光業界

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氷河の監視レーダー

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氷河崩壊から村民300人を救ったスイスの最新型監視システム

このコンテンツが公開されたのは、 世界の山岳地帯で土砂崩れや氷河崩壊などの自然災害リスクが高まるなか、監視・警報システムへの関心が高まっている。同システムの開発・製造に携わるスイス企業の責任者に最先端技術の性能や限界について聞いた。

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抗議運動

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世界の天気予報が当たらなくなる? トランプ政権の予算削減で科学者らが危惧

このコンテンツが公開されたのは、 ドナルド・トランプ米大統領は2期目の就任以降、環境・気候分野の取り組みに対して前代未聞の攻撃を仕掛けてきた。このまま人と予算が減れば、予報精度の低下をはじめとする悪影響が世界の国々に広がりかねない。

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オピニオン

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CO₂除去技術、足りないのは開発者への「信頼」

このコンテンツが公開されたのは、 大気中の二酸化炭素(CO₂)を除去する技術「CDR」が行き詰まっているのは、それが技術的に機能しないからではない。機会を見逃し、ビジョンを欠いているからだ、とスイスの気候科学者シリル・ブルンナー氏は指摘する。

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オピニオン

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「誇張された炭素除去は緊急の気候変動対策を遅らせかねない」

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クライムワークスのヤン・ヴルツバッハーCEO

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大気中CO₂除去プラント「2050年までに1000基」目標 スイス・クライムワークス

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プラタナス

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プラタナス、猛暑でも冷却効果 スイスの研究

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アイスランドの氷河

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「氷河の墓場」と化すアイスランド

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スイス南部ヴァレー(ヴァリス)州のブラッテン村は5月28日、大規模な地滑りで壊滅的な被害を受けた。写真は土砂流が巨大な煙を巻き上げながら集落めがけて流れていく瞬間

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スイスで地滑り増加、気候変動が理由?

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