
ジュネーブ国際モーターショー、5年ぶりの開催が決定

ジュネーブ国際モーターショーが来年、5年ぶりに開催されることが決定した。
ジュネーブ州の日刊紙ラ・トリビューン・ド・ジュネーブが報じた。モーターショーのサンドロ・メスキータ最高経営責任者(CEO)は、会場となるジュネーブのコンベンションセンター「パレクスポ」と契約を結んだと述べた。
ジュネーブモーターショーが最後に開催されたのは2019年。その後は新型コロナウイルス感染症のパンデミックなどで中止が続いていた。世界的な地政学的・経済的な不安から多数の自動車メーカーが今年のジュネーブへの参加を見送ったため、主催者は10月にカタールのドーハで開催されるF1グランプリに合わせてモーターショーを開く。

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メスキータ氏は、ジュネーブとドーハのモーターショーは補完し合うもので、成功すれば両者に利益をもたらすと説明。「いずれにせよ、今後もジュネーブを離れることは決してない」と断言した。
2019年のジュネーブ国際モーターショーでは、11万平方メートルの会場に150ブランドが集まり、60万人以上の来場者が訪れた。ドーハでのイベントは、3万平方メートルの会場に70ブランドと集客20万人を見込む。
ただ「最後にモノを言うのは自動車メーカー」とし、「出展を見送る企業が多い中、戻ってくる企業も出てきている」と述べた。
ジュネーブ国際モーターショーは1905年に初めて開催。スイス国内最大のイベントで、世界5大モーターショーの1つに数えられる。
英語からの翻訳:シュミット一恵

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