ダウベン湖でスイスの白十字マーク入りのタオルに横たわるロシア人観光客。2017年
Keystone
自国が戦争中でもロシア人が旅行を止めるわけではないようだ。独語圏の日曜紙NZZ・アム・ゾンタークが18日報じた。
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スイス政府観光局のデータによると、ロシア人がスイス国内のホテルに宿泊した件数は7月末時点で6万1214件に上った。また同紙によると、スイスが今年、ロシア国民に対して発給したビザは9千件超となった。ホテルの平均宿泊日数は3泊強と、他のどの観光客グループよりも長い。
スイスの観光業界は、かつて大歓迎していたロシア人観光客から距離を置きつつある。国内旅行最大手STC(スイストラベルセンター)は現在、ロシアからの予約を受けつけていない。だが同紙は、富裕層のロシア人は制裁下でもスイスへの休暇旅行ができる状態にあると報じている。
スイス連邦政府は16日、ロシア国民に対する簡易ビザの発給停止を決定。欧州連合(EU)の措置に追従した。
ロシアによるウクライナへの侵攻後、スイスは一貫してEUの制裁措置に足並みを揃えてきた。スイスの金融機関はこれまでロシア資産の退避先となっていたほか、スイス拠点のロシア企業も多く存在した。
英語からの翻訳:シュミット一恵
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