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スイス中銀、金利据え置き 2会合連続

スイス中央銀行
Keystone / Anthony Anex

スイス国立銀行(中央銀行、SNB)は14日、政策金利を1.75%で据え置くと発表した。利上げの見送りは2会合連続。SNBは6月まで5会合連続で利上げを実施していた。

SNBは声明で「インフレ圧力はここ数四半期でわずかに弱まった」との認識を示した。ただ、「先行きは不確実性が高いことから、SNBは引き続き動向を注視し、インフレ率が中期的に物価安定の範囲内に収まるよう、必要に応じて金融政策を調整する」とも述べた。

声明では、さらなる金融引き締めの可能性は示唆されていない。ただ、SNBが将来的に外国為替市場に介入しないことを意味するものではないとしている。

SNBは2022年6月に15年ぶりに利上げに踏み切り、政策金利を0.5ポイント一気に引き上げたあと、今年6月までに合計4回の利上げを実施した。

SNBによる9月の金融政策評価以降、スイスのインフレ率は再びわずかに低下した。11月は1.4%と、SNBが目標とする0~2%の範囲内に戻った。

米連邦準備理事会(FRB)は13日開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を据え置いた。欧州中央銀行(ECB)は14日午後(現地時間)に発表予定。

英語からの翻訳:大野瑠衣子



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