チューリヒ応用科学大学(ZHAW)が3日発表した世論調査外部リンクで、レストランで食事した後にチップを置いていくと答えた人が85%に上ることが分かった。
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スイスのレストランは料金にサービス料を含んでいる。それでも給仕にチップを残す主な理由として、約1200人の回答者の8割が「サービスへの感謝を示すため」と答えた。
「低い賃金を補うため」が35.9%で2番目に多かった。「誰かを喜ばせることができるのは気分が良い」が33.5%。「チップを置くのはスイスの社会規範」と考えている人は31.2%で、特に若年層でこうした考えが多かった。
また回答者の76.4%は、チップを現金で渡していた。食事代はキャッシュレス、チップは現金でと使い分ける人は26.1%だったという。
スイスではレストランの他にも、美容・健康施設(45%)やバー(41%)、輸送サービス(41%)でもチップを残す人が多い。
全体として、ドイツ語圏ではフランス語圏やイタリア語圏よりもチップを払う人が多い。給与も関係しており、月収が6千フラン(約87万円)超の人は8割がチップを払うと答え、9千フランでは91%に上った。
チップの額は、5フランの倍数になるように切り上げる人が21%、食事代の10%を支払う人が17%だった。その時の所持金に応じて決める人が16%、気分やサービスへの満足度に応じて決める人が11%いた。
英語からの翻訳:ムートゥ朋子
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