Keystone / Michael Buholzer
スイス連邦政府の新型コロナウイルス感染症専門家会は14日、妊娠中の女性について、妊娠後期に新型コロナのワクチンを接種するよう勧告した。妊婦のワクチン接種は英国をはじめ欧州主要国でも推奨する提言が出されている。
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妊婦はこれまでもワクチン接種を受けることができたが、事前に医師の診察を受け、同意書に署名する必要があった。今後はその必要がなくなる。
連邦予防接種委員会(EKIF/CFV)のクリストフ・ベルガー委員長は会見外部リンクで、授乳中の女性や妊娠を計画している人にも勧告すると述べた。
ベルガー氏は、ワクチン接種の利点が重症化のリスクを上回ることを示すデータが蓄積されていると説明し、妊娠中の女性は感染すると重症化して入院したり、集中治療室に入ったりする危険性や、流産のリスクが高まると話した。
また、新型コロナのワクチン接種を受けた約15万人の妊婦の安全性に懸念事項はなかったという米国の報告データも提示し、英国、フランス、そして最近ではドイツでもワクチン接種が推奨されていると強調。ワクチンが女性や男性に不妊症を引き起こすという証拠はないとも述べた。
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