スイスの時計輸出、2年連続で減少
2025年のスイスの時計輸出額は256億フラン(約5兆1300億円)と、前年を1.7%下回った。特に中国・香港への輸出が大きく減少した。
連邦税関・国境警備局(FOCBS)とスイス時計協会(FH)が29日発表した。輸出額は2023年に過去最高を記録したあと、2024年に2.8%減った。2025年は2年連続の減少となったが、減少幅は縮小した。
地域別にみると、最大市場のアメリカ向けは0.5%減った。「関税関連の発表に大きな影響を受けた」(FH)。輸出先第2位の日本向けは5.8%減、第3位の中国向けは12.1%減だった。中国向けは2年間で3分の1以上減った。
一方、アラブ首長国連邦(UAE)向けが3.5%増、韓国向けが2.4%増、サウジアラビア向けが8.9%増と好調だった。
FHはプレスリリースで「スイスの時計業界にとって、2025年度は大きな不確実性とより厳しい市場環境が特徴的だった」と述べた。金(ゴールド)とスイスフラン相場が記録的な高値に達したため、スイス製時計の製造コストが大幅に増えた。
ただ年末に反転の兆しもみられた。2025年12月の輸出額は、前年同月比3.3%増の21億フランとなった。
12月の輸出額を地域別にみると、アメリカ向けが19.2%と大幅に増えた。ただ中国(6.8%減)と香港(8.0%減)への輸出は減少を続けた。
FHによれば、2026年は依然として不確実性が強く、輸出はよくても横ばい圏にとどまる可能性が高いという。
アメリカの関税をめぐる懸念は払拭されておらず、中国市場もすぐには回復しないと予想されている。
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英語からのGoogle翻訳・追記:ムートゥ朋子
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