EPFL、AI使った落雷予測技術を開発

毎年6千~2万4千人もの人が落雷で命を落とす Keystone

スイスの連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)は、人工知能(AI)を使って、半径30キロ以内に落ちる雷の場所と時間を10~30分単位で予測する技術を開発した。

雷は最も予測不可能ながら殺傷力の高い自然現象の一つだ。人や動物の死傷や家屋・森林火災をもたらすほか、航空機の離陸を妨げたり、電力設備に損害を与えたりすることもある。世界では毎年6千~2万4千人が落雷で亡くなっている。

だが雷が起きる正確な仕組みは謎に包まれたままだ。殺傷力のある電力は空中ではなく地上で放たれるが、それがどのタイミングで発生するかを事前に察知する技術はない。

EPFL工学部のファラド・ラシディ教授が率いる研究チームは、気候観測所から取り寄せた標準データとAIを組み合わせ、落雷を予測する方法を編み出した。研究結果は科学誌「気候・気象科学」に掲載された。開発した予測技術はgenzai 

、落ちる前の雷をレーザーで誘導する欧州レーザー誘雷プロジェクトへの活用が検討されている。

早い安い凄い

新技術の開発に加わった博士課程のアミルホセイン・モスタジャビ氏は、「これまでの仕組みは遅いうえにとても複雑で、レーダーや衛星で取得する高価な外部データが必要だった」と説明する。「我々が開発した方法はあらゆる気象観測所から取得するデータを使うため、レーダーや衛星の範囲外や通信ネットワークが利用できない遠隔地もカバーできる」

またデータは簡単にリアルタイムで取得できるため、速やかな予測計算が可能だ。嵐の発生前でも警報を発することができる。

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