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日本を公式訪問中のスイスのイグナツィオ・カシス外相は22日、2025年大阪・関西万博会場で行われた自国紹介イベント「スイス・ナショナルデー」の式典に出席し、結束と対話を呼びかけた。
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カシス氏は「スイスは、イノベーション、持続可能性、そして共通の取り組みが一堂に会するプラットフォームに、自国のパビリオンで参加できることを誇りに思う」とあいさつした。
同時に、日本とスイスの「深い友情」についても言及。160年以上にわたる二国間関係において、科学技術の分野では日本はスイスにとってアジアで最初のパートナーであり、これまでに70以上のパートナーシップが結ばれてきた。
2023年、スイスと日本の科学分野での交流と促進を行うための日本初の科学領事館、在大阪スイス領事館が開館。同館は万博のスイスパビリオンのパートナーでもある。スイスパビリオンは新しいテクノロジー、生活の質、持続可能性という3つのテーマを通してスイスの一面を紹介する。
そのメッセージは明確だ、とカシス氏は続け「技術革新、人々の幸福、持続可能性は互いに結びついている。スイスの貢献は、科学的なものだけでなく、人間的なものでもある」と述べた。
英語からの翻訳:宇田薫
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