2018年の「心配事バロメーター」の調査によれば、今年も引き続き老後の蓄え、そして健康問題がスイス人の大きな心配事として挙げられていた。失業問題は順位が下がった。
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スイスの大手銀行クレディ・スイスが行った今年の世論調査では、回答者の45%が老後の蓄えが最も重要な問題であると述べた。健康問題および健康保険は、2017年から15%ポイント増の41%で2位に上昇した。
回答者の大半は「退職金問題は社会全体が解決に貢献しなければならない問題である」と考えていた。しかし、スイスの年金制度は特に疑問視していなかった。
年金問題と健康問題に続き、外国人(37%)と難民問題(31%)が挙げられていた。環境問題は、失業問題(22%)を1ポイント上回る23%でトップ5にランクインした。
03年から16年にかけて、スイス人の最も心配な項目は失業問題だった。17年の調査でも回答者の44%が懸念事項として挙げていた。
今年は、新たに貧困(18%)、賃金(15%)、連邦財政(15%)という三つのテーマがトップ10に登場した。
「スイス国民は議論すべき大きな問題があることを認識しているようだ。そして問題解決に働きかける意思があるのも明らかだ」と調査側は見ている。
クレディ・スイスは、過去42年間、毎年「心配事バロメーター」の調査を行っている。世論調査機関gfsベルンが調査を担当し、7月10日から8月6日までスイスに住む2551人の有権者にインタビューを行った。
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