連邦国防省が公開した機体の破損の写真
Swiss Defence Ministry
連邦国防省は5日、スイス空軍が所有する戦闘機F/A-18ホーネット5機に機体の損傷が見つかり、配備から外したと発表した。
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1月末の検査で、1機の着陸フラップのちょうつがいにひびが入っているのが見つかった。このため30機全てのF/A-18を検査したところ、別の3機の着陸フラップにもひびがあった。さらにもう1機にも同様の異常が見つかった。
国防省は整備コストなどについては不明とした。破損箇所は肉眼では判別できないが、特殊な装置で検知したという。
F/A-18は1997年からスイス空軍に配備。連邦政府は80億フラン(約9200億円)を投じ、新たな戦闘機および迎撃ミサイルを購入する計画を進めている。連邦政府によると、30機のF/A-18の耐用期間は2030年まで。
>>5種類の戦闘機、スイスはどれを買う?
軍事予算を巡っては2014年、31億フランをかけてグリペン戦闘機22機を購入する案が国民投票にかけられ、否決された。現在政府が進めている80億フランの購入計画は軍事予算としては近年最大だが、国民投票で有権者がどのような判断を下すのかは未知数だ。
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パイロット男性(27)の死亡確認をうけ、連邦国防省は「心からお悔やみを申し上げる」と遺族に対する深い哀悼の意を表明。男性の遺族らの対応は現在、スイス軍が行っていると話した。
これまでに墜落事故の調査委員会が設置され、既にスステン峠付近の山中で発見されている機体は、破片の回収作業が進められている。墜落場所は標高3千メートル以上にある雪に覆われた氷河のくぼ地だった。
戦闘機とパイロットの捜索活動は行方がわからなくなった29日から行われていたが、捜索初日は悪天候のため事故現場とみられる場所に足を踏み入れることが不可能となっていた。
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スイスの地元警察および航空管制会社スカイガイドによると、爆弾が仕掛けられていたとされる機体はエルアル・イスラエル航空のボーイング747。米
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