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アジアからの観光客減少でスイス夏季観光に影響 KOF予測

KOF:アジアからの観光客減少により、夏の観光業が低迷
KOF:アジアからの観光客減少により、夏の観光業が低迷 Keystone-SDA

スイス連邦工科大学チューリヒ校の景気調査機関(KOF)は28日、イラン戦争の影響により、スイスの今夏の観光業が打撃を受けるとの見通しを示した。国内ホテルの宿泊数は前年比1.6%減の2480万泊(延べ宿泊数)になると予測している。

特にアジアからの観光客が大幅に減少するとみられる。一方、2026年から2027年の冬シーズンの観光需要については安定するとしている。

同機関の予測は、スイス経済研究所BAKエコノミクスの見通しとほぼ一致している。BAKは2026年夏の宿泊数を前年比1%減の2490万泊と予測していた。

両機関は主な要因として、イラン戦争による航空輸送への影響を挙げている。航空燃料価格の上昇に伴う航空券の値上がりや、飛行ルートの長距離化、安全性への懸念が、アジアとスイスを結ぶ長距離路線に悪影響を及ぼしている。

KOFは、外国人の延べ宿泊数が前年比2.9%減の1300万泊になると予測している。そのうちアジアは10%減の150万泊、中国は25.7%減の40万泊まで落ち込む見通しだ。

2025年夏、アジアの割合は外国人宿泊数の12.4%を占めていたが、今夏は11.5%に低下する見込み。中国の割合も4%から3.1%に下がり、アジア市場への依存度が高いスイスの観光都市への影響が懸念されている。

国内需要による補完効果は限定的とみられる。スイス国内客による延べ宿泊数は1180万泊と、0.2%の微増にとどまる見込み。欧州からの宿泊客は670万泊で、0.4%の減少が予測されている。

KOFは、欧州からの旅行客については、自動車や鉄道、短距離航空便でスイスへアクセスしやすい点を指摘している。また航空券価格の上昇や不透明感の高まりにより、自国に近い旅行先を選ぶ傾向が強まる可能性があるとしている。

一方、2026年から27年の冬シーズンについては、宿泊数を1870万人泊と予測し、前年並みを維持する見通しだ。冬季観光は長距離旅行への依存度が比較的低く、スイス国内客や欧州近隣諸国からの旅行客が中心となるためとしている。

KOFは2025年から26年の冬シーズンについて「非常に好調だった」と評価している。ただ、11月と12月は記録的な滑り出しだった一方、シーズン後半は勢いが鈍化した。3月は雪不足に加え、イラン戦争の影響もあり、宿泊需要が大きく落ち込んだという。

英語からのAI翻訳:大野瑠衣子

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