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気候変動対策

氷河と永久凍土の融解によってもたらされる新たな現実と機会に、スイスがどう適応しているのかを取材。また、CO₂排出削減に向けた革新も追う。

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解け続けるアルプスの氷河、標高5000 mでも融解進む

山の氷河

このコンテンツが公開されたのは、 スイスの氷河はここ10年間で体積の4分の1を失った。このまま熱波が増え、山岳地帯の降雪が減り続ければ、今世紀末までにアルプス山脈の氷河がほぼ全滅してしまうかもしれない。

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パリ島

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ホルシム、インドネシア住民による気候訴訟で敗訴 控訴へ

このコンテンツが公開されたのは、 セメントの世界大手ホルシムに対する気候変動訴訟で、ツーク裁判所は22日、原告のインドネシア住民の訴えを認める判決を下した。原告は損害賠償や排出量の削減策、適応策を求めていた。

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チューリッヒ工科大学のヨハン・ガウメ教授が、今年初めにブラッテンで発生した1000万立方メートルの岩石氷の放出を正確にモデル化した3Dシミュレーションツールのデモを行った。

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永久凍土融解と大規模災害 急がれるブラッテン村氷河崩壊の原因究明

このコンテンツが公開されたのは、 5月に発生したビルヒ氷河の大規模崩壊によって、スイス南部レッチェンタールのブラッテン村が壊滅した。この災害が起きたプロセスを解明し、次の被害を予測するために、多くの研究者がこれまでにない取り組みを進めている。

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キルギス、中国、タジキスタンの国境の三角地帯にあるピク・クルムディ(6614m)の峰々。パミール高原のアラジ渓谷、アジア、中央アジア、キルギス

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解け始めたパミールの「解けない氷河」

このコンテンツが公開されたのは、 世界中で氷河の後退が進む中、中央アジア・パミール山脈の氷河は例外的に安定した状態を保っていた。場所によってはむしろ氷河が拡大していたほどだ。その「解けない氷河」が解け始めた可能性があるという。

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オピニオン

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北極科学外交、スイスが果たせる大きな役割とは

このコンテンツが公開されたのは、 北極圏は今や辺境の地ではなく、世界に波及する地政学的・環境的な震源地になった。「北極評議会」のオブザーバー国であるスイスは、北極圏のガバナンスと多国間対話に大きく貢献している。

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セメント製造世界大手のスイス企業ホルシムを相手取り、同社初の気候訴訟を起こしたイブ・アスマニアさん

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インドネシア発の気候訴訟、国際的判例なるか スイスのセメント大手提訴

このコンテンツが公開されたのは、 温室効果ガス排出の多いセメント産業で世界大手のスイス企業と、海面上昇に脅かされるインドネシアの小島。両者の裁判が今、世界の注目を集めている。

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煙突の煙

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パリ協定から10年 スイスの気候政策と国民投票

このコンテンツが公開されたのは、 地球規模の炭素排出削減を各国が誓約したパリ協定締結から10年。スイスではその間、気候政策をめぐる国民投票が何度も行われてきた。

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過去3年間で世界のサンゴ礁地帯の80%以上が海洋熱波の影響を受けた。大規模な白化現象が少なくとも83カ国・地域で記録されている

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COP30開幕 気候研究者が警鐘を鳴らす「ティッピング・ポイント」

このコンテンツが公開されたのは、 熱帯のサンゴ礁が広範囲にわたって死滅し、地球は気候ティッピング・ポイント(転換点)の1つに初めて到達した。研究者らは、氷床の融解や熱帯雨林の崩壊といった他の要素もすぐに続く恐れがあると警告する。ブラジル北部の都市ベレンで10〜21日に開催中の国連気候変動枠組条約第30回締約国会議(COP30)では、これらの「引き返せない地点」と、これ以上の被害をどう抑えるかが重要なテーマだ。

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石炭を窯に入れる少年

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「安上がり」なカーボンオフセット 有効性への不信拭えず

このコンテンツが公開されたのは、 「カーボンオフセット(排出量相殺)」戦略は、自国で削減するより「安上がり」にはなるが、先進・富裕国の削減義務逃れになるとの批判も根強い。スイスはこうした批判をどう受け止めているのか。

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頭を抱える人物のイラスト

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「娘はどんな世界に生きるのか」 スイス気候科学者たちの憂うつ

このコンテンツが公開されたのは、 気候変動は天候や人間活動だけでなく、人々の心にも影響を及ぼしている。スイスインフォがスイスの気候学者に行ったアンケート調査には、不安や無力感、絶望の声がにじみ出る。一方で、闘志や希望に湧く科学者たちもいる。

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グリュイエール湖

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気温が1.5度上昇するとスイスはどうなる?

このコンテンツが公開されたのは、 2024年の平均気温は国際社会が温暖化の上限とする1.5 度を初めて超える可能性がある。地理的に気温が上昇しやすいスイスはどうなってしまうのか?

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エッフェル塔、風車、ソーラーパネルのコラージュ

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スイスの気候学者、政府の対策に厳しい評価 国内で最大4.5度上昇を予想

このコンテンツが公開されたのは、 2015年にパリ協定が採択されてから10年。スイスの気候科学者を対象としたアンケート調査では、世界が気温上昇を1.5度以下に抑えることはもはや期待できないとの意見が大勢を占めた。2100年までの気温上昇幅としては、2.5度を予想する人が最多だった。

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大規模太陽光パネルの上を歩く人

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パリ協定10年 再エネ拡大の勢いに陰り 

このコンテンツが公開されたのは、 2015年のパリ協定採択から10年。世界各地で再生可能エネルギーの導入が進み、太陽光発電や風力発電は存在感を大きく高めてきた。一方で、化石燃料への依存や政治的な停滞が足かせとなり、ネットゼロ目標の達成にはなお険しい道のりが続く。

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オピニオン

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太陽放射改変は気候変動に脆弱な国にとってリスクを取る価値のある技術か?

このコンテンツが公開されたのは、 グローバル・サウスは、地球を強制冷却し気候変動の影響を緩和する太陽放射改変(SRM)技術の恩恵を最も受ける可能性があるが、SRMの失敗でより甚大な損失を被る地域でもあるとスイス連邦工科大学チューリヒ校(ETHZ)のサンドロ・ヴァッティオーニ氏は言う。

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南極の深さ2,492メートルで採取された氷のサンプルの分析準備が整った。

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南極の氷が語る太古の地球 スイスの新技術が気候変動の謎に迫る

このコンテンツが公開されたのは、 氷床コアから太古の空気を100%取り出せる画期的な新技術をベルン大学の研究チームが開発した。地球の気候変動の謎を解明するとともに、人類が気候に与えている影響についても明らかにしたいと意気込む。

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インドネシア・パリ島在住のイブ・アスマニアさん(左)とアリフ・プジアントさん

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セメント大手ホルシムと闘うインドネシアの島民たち

このコンテンツが公開されたのは、 インドネシアの小さな島、プラウ・パリの住民は、セメント世界大手ホルシムの排出するCO₂が彼らの生活を脅かしていると訴える。同社が本社を置くスイスの地方裁判所に、気候変動がもたらした損害の賠償を求める訴訟を起こした。

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Alpine scene

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氷河が解けるとどうなる?

アルプスや世界中の氷河の融解が加速している。国連は2025年を「氷河の保護の国際年」と定め、世界に氷河の重要性を訴えている。

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グランド・ディクサンス・ダムとアルプス

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スイス水力発電の礎 グランド・ディクサンス・ダム

このコンテンツが公開されたのは、 スイスアルプス山脈の中心に位置する世界最大級の重力式ダム、グランド・ディクサンスは着工から75周年を迎える。このダムはスイスにおける水力発電革命の起爆剤となり、国のエネルギー戦略の礎を築いた。

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建設作業員

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働くには暑すぎる? 世界の猛暑に国連が警告

このコンテンツが公開されたのは、 国連の世界保健機関(WHO)と世界気象機関(WMO)が22日に発表した共同報告書によると、猛暑に苦しむ人の数は世界人口の半分に及ぶ。特に途上国で貧困が深刻化する恐れがあるとして、各国に早急・具体的な猛暑対策を呼び掛けた。

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永久凍土の融解が原因で亀裂が生じたスイスアルプスのスキーリフト

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永久凍土融解から山岳インフラを守るスイスの新技術

このコンテンツが公開されたのは、 欧州の山岳永久凍土の温度は急速に上昇している。その上で倒壊の危険にさらされる山小屋や鉄道などのインフラを守るべく、新技術の開発に取り組むスイスの研究者を取材した。

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浸水したルツェルン

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「連帯」の力で保険料率は全リスク一律 スイスの自然災害保険

このコンテンツが公開されたのは、 山火事、大浸水、土砂崩れ……気候変動に伴い、世界中で大規模な自然災害が頻発している。損害をどう補償するかが各国で大きな課題となるなか、スイス独自の自然災害保険は1つのモデルとなるかもしれない。

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世界には推定で約25億台のエアコンがある

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5つのポイントで読む エアコン需要急増と環境への代償

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ジュネーブのトラム

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ジュネーブ州、バス・路面電車を13日のみ無料に オゾン濃度が急増

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アレッチ氷河

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消えゆく氷河 氷河観光が進むべき未来とは

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氷河の上を歩く研究者

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氷河の観測に「光ファイバー」、災害予知の切り札となるか

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プラごみの回収

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煙突から煙が出る工場の影

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アフリカ

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進む東アフリカの氷河融解、余命は「あと数年」

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オリーブの木

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原発

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