オーストリア、ドイツ、リヒテンシュタインの関係者とデジタル化に関するパネルディスカッションに参加したシュナイダー・アマン経済相(右から2番目)。連邦工科大学チューリヒ校(ETHZ)にて
Keystone
このコンテンツが公開されたのは、
2018/10/25 12:15
スイスの山岳地域に拠点を置く中小企業のデジタル化を促進するキャンペーンが実施された。
24日、スイス継続教育協会(SVEB)外部リンク とスイス山村支援基金外部リンク は従業員数50人未満の企業を対象にインターネット技術の訓練を行うプロジェクトを発表した。
この共同プロジェクトでは、継続教育の促進に総額50万フラン(約5618万円)が出資され、山岳地域に散らばる約千の地方自治体にある企業を補助金の対象とした。
プロジェクトの主催者は「デジタル化は、世界中の経済を促進する最も強力な要因の一つ」であり、「それはスイスの山岳地域も例外ではない。特に過疎化を防ぐためには地元の就職口は必須」とした。
25日にはデジタルスイス(digitalswitzerland)が主催するデジタル・デー外部リンク がスイスの12の市町村で開催される。一般の人にもデジタル革新に注目してもらう目的で、80以上のイベントが予定されている。チューリッヒ中央駅で行われるイベントにはアラン・ベルセ連邦大統領も出席する。
23日に連邦工科大学チューリヒ校(ETHZ)で行われたパネルディスカッションで、ヨハン・シュナイダー・アマン経済相は、スイスの中小企業には「雇用を生み、国の付加価値を維持する」という意欲が必要だと述べた。
おすすめの記事
スイス、ロシア・ウクライナ首脳会談の「準備は万全」
このコンテンツが公開されたのは、
2025/08/19
スイス連邦政府のイグナツィオ・カシス外相は19日、ウクライナ情勢を巡る和平交渉について、スイスはロシアとウクライナの首脳会談を開催する「準備は万全」と述べた。
もっと読む スイス、ロシア・ウクライナ首脳会談の「準備は万全」
おすすめの記事
職場
スウォッチ、「つり目」広告を撤回 人種差別と炎上
このコンテンツが公開されたのは、
2025/08/18
スイスの時計大手スウォッチはつり目ポーズのモデルを使った広告を謝罪し、撤回した。中国を中心に人種差別的だとの批判が出ていた。
もっと読む スウォッチ、「つり目」広告を撤回 人種差別と炎上
おすすめの記事
世界貿易
トランプ氏、スイス大統領に金銭支払いを要求 関税発表前日の電話会談の詳細が明らかに
このコンテンツが公開されたのは、
2025/08/18
スイスに対し39%の関税を発表する前日の7月31日、ドナルド・トランプ大統領がカリン・ケラー・ズッター大統領との電話会談で、米国への「投資」ではなく直接的な金銭支払いを要求していたことが分かった。大衆紙ブリック日曜版が報じた。
もっと読む トランプ氏、スイス大統領に金銭支払いを要求 関税発表前日の電話会談の詳細が明らかに
おすすめの記事
文化
ロカルノ映画祭、三宅唱監督「旅と日々」に金豹賞
このコンテンツが公開されたのは、
2025/08/18
スイス南部で開催されたロカルノ国際映画祭で、三宅唱監督の「旅と日々」が最高賞にあたる金豹賞を受賞した。
もっと読む ロカルノ映画祭、三宅唱監督「旅と日々」に金豹賞
おすすめの記事
宇宙研究
国際宇宙ステーションでロボットが「宝探し」に成功 スイスも貢献
このコンテンツが公開されたのは、
2025/08/15
日本製とドイツ製のロボットが、国際宇宙ステーション(ISS)で「宝探し」をして遊んだ。スイス・ルツェルン応用科学芸術大学(HSLU)もこの実験に貢献した。
もっと読む 国際宇宙ステーションでロボットが「宝探し」に成功 スイスも貢献
おすすめの記事
スイス中銀、新紙幣デザイン12案発表 一般投票募る
このコンテンツが公開されたのは、
2025/08/14
スイス国立銀行(中銀、SNB)が、新フラン札のデザイン案12点を発表した。来月7日まで、インターネット上で一般投票が行われる。
もっと読む スイス中銀、新紙幣デザイン12案発表 一般投票募る
おすすめの記事
気候適応
ジュネーブ州、バス・路面電車を13日のみ無料に オゾン濃度が急増
このコンテンツが公開されたのは、
2025/08/14
ジュネーブ州では13日、バスやトラム(路面電車)など公共交通機関が終日無料となった。オゾン濃度が急増したことへの対応で、スイスでは初めての措置だ。
もっと読む ジュネーブ州、バス・路面電車を13日のみ無料に オゾン濃度が急増
おすすめの記事
スイスで記録的暑さ 政府が警告
このコンテンツが公開されたのは、
2025/08/13
スイスで全国的に気温が上昇し、猛暑への警戒が強まっている。11日にはスイス西部と南部ティチーノ州の一部地域に対し、熱中症など健康被害を受けるリスクが大きい「危険度3」の警報が発令された。
もっと読む スイスで記録的暑さ 政府が警告
おすすめの記事
文化
知日スイス人作家のアドルフ・ムシュクさん、欧州政治文化賞を受賞
このコンテンツが公開されたのは、
2025/08/11
ハンス・リンギエ財団は9日チューリヒ在住の作家アドルフ・ムシュグさん(91)に欧州政治文化賞と賞金5万ユーロ(約860万円)を授与した。同賞がスイス人に授与されるのは初めて。
もっと読む 知日スイス人作家のアドルフ・ムシュクさん、欧州政治文化賞を受賞
おすすめの記事
貿易政策
スイス政府、相互関税で米国との協議継続を表明
このコンテンツが公開されたのは、
2025/08/05
米国がスイスに課す39%の「相互関税」をめぐり、スイス政府は4日、米国との協議を続け「より魅力的な提案をする」と表明した。
もっと読む スイス政府、相互関税で米国との協議継続を表明
続きを読む
次
前
おすすめの記事
スイスのデジタルネイティブ世代は保守的 国の調査結果で
このコンテンツが公開されたのは、
2017/12/29
インターネットやパソコンと共に生まれ育った通称「デジタルネイティブ」の若者たち。連邦政府による全国調査の結果、スイスのデジタルネイティブ第1世代も、旧世代の保守的家族観を引き継いでいることが分かった。
もっと読む スイスのデジタルネイティブ世代は保守的 国の調査結果で
おすすめの記事
スイスのメディア改革新戦略とは
このコンテンツが公開されたのは、
2018/08/27
「フェイクニュース」から読者離れ、広告収入減まで、メディア業界は多くの試練にさらされている。そんな中登場した「メディア改革新戦略(Initiative for Media Innovation、略称IMI)」は、デジタル時代に報道各社が活躍できる新しい方法を見いだそうとしている。
もっと読む スイスのメディア改革新戦略とは
おすすめの記事
SNSを駆使し有権者を動かすスイスのデジタル政治活動家
このコンテンツが公開されたのは、
2018/08/17
背の高いその青年はカジュアルな服装で、あごのあたりに無精ひげを生やし、親しみやすい黒っぽい目をした、一見どこにでもいる普通の若者だ。この数カ月の間にいくつかの新聞で描写されていた通りだ。
もっと読む SNSを駆使し有権者を動かすスイスのデジタル政治活動家
おすすめの記事
グーグルはチューリヒの顔を変えてしまうのか?
このコンテンツが公開されたのは、
2018/07/29
デジタル化とハイテクブームが都市の顔を様変わりさせている。ベルリンやサンフランシスコでは、技術系スタートアップ企業が流れ込んだことで、芸術家や中小企業、そして外国人の居場所が奪われる現象も起きた。チューリヒにもグーグルやフェイスブック関連企業のオフィスがあるが、同じようなことが起こりえるのだろうか。
もっと読む グーグルはチューリヒの顔を変えてしまうのか?
おすすめの記事
スイスの街 どこまで綺麗にすれば本当に「クリーン」?
このコンテンツが公開されたのは、
2018/01/31
スイスの街は、新しいデジタルシステムを使えばもっとクリーンにできる。さまざまなゴミをカウントして分類する新しいシステムで、スイスだけでなく世界中のあらゆる街で清掃作業がより安く効率的になるかもしれない。
もっと読む スイスの街 どこまで綺麗にすれば本当に「クリーン」?
swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。