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科学

スイスに関わる科学技術の最前線を報道。気候変動への対応策、スイスの研究や課題解決における国際的な貢献にも焦点を当てる。

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「抗生物質の代わりはないの?」 読者の疑問に答えます

商品棚に並ぶニンニク

このコンテンツが公開されたのは、 抗菌薬(抗生物質)が効かない耐性菌が増えている。薬を不必要に投与したり、使用量や使用期間が不適切だったりしてきたことが要因の1つだが、製薬業界は新薬の開発に消極的だ。この問題をめぐり、読者から多数寄せられた質問の幾つかを検証する。

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パリ島

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ホルシム、インドネシア住民による気候訴訟で敗訴 控訴へ

このコンテンツが公開されたのは、 セメントの世界大手ホルシムに対する気候変動訴訟で、ツーク裁判所は22日、原告のインドネシア住民の訴えを認める判決を下した。原告は損害賠償や排出量の削減策、適応策を求めていた。

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スイスのメディア業界は知的財産保護の強化を要求している

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AIが脅かす著作権 スイスは保護・イノベーションの両立目指し法改正へ

このコンテンツが公開されたのは、 著作権で保護されたコンテンツを収集・利用する人工知能(AI)に対し、記者や作家、芸術家の反発が強まっている。一方、スイス議会が進める法改正では規制を厳格化する動きが保留され、知的財産権保護とイノベーションを両立にさせる方向で手続きが前進した。

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オフィス

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AIが脅かす著作権 司法と立法の現在地は

このコンテンツが公開されたのは、 人工知能(AI)が著作権への脅威となり、各国で裁判が行われている。既存の著作権法はAI訴訟に適用できるとの指摘もあるが、スイス議会は法改正の議論を進めてきた。

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チューリッヒ工科大学のヨハン・ガウメ教授が、今年初めにブラッテンで発生した1000万立方メートルの岩石氷の放出を正確にモデル化した3Dシミュレーションツールのデモを行った。

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永久凍土融解と大規模災害 急がれるブラッテン村氷河崩壊の原因究明

このコンテンツが公開されたのは、 5月に発生したビルヒ氷河の大規模崩壊によって、スイス南部レッチェンタールのブラッテン村が壊滅した。この災害が起きたプロセスを解明し、次の被害を予測するために、多くの研究者がこれまでにない取り組みを進めている。

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キルギス、中国、タジキスタンの国境の三角地帯にあるピク・クルムディ(6614m)の峰々。パミール高原のアラジ渓谷、アジア、中央アジア、キルギス

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解け始めたパミールの「解けない氷河」

このコンテンツが公開されたのは、 世界中で氷河の後退が進む中、中央アジア・パミール山脈の氷河は例外的に安定した状態を保っていた。場所によってはむしろ氷河が拡大していたほどだ。その「解けない氷河」が解け始めた可能性があるという。

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オピニオン

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北極科学外交、スイスが果たせる大きな役割とは

このコンテンツが公開されたのは、 北極圏は今や辺境の地ではなく、世界に波及する地政学的・環境的な震源地になった。「北極評議会」のオブザーバー国であるスイスは、北極圏のガバナンスと多国間対話に大きく貢献している。

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セメント製造世界大手のスイス企業ホルシムを相手取り、同社初の気候訴訟を起こしたイブ・アスマニアさん

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インドネシア発の気候訴訟、国際的判例なるか スイスのセメント大手提訴

このコンテンツが公開されたのは、 温室効果ガス排出の多いセメント産業で世界大手のスイス企業と、海面上昇に脅かされるインドネシアの小島。両者の裁判が今、世界の注目を集めている。

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医療におけるAIと機械学習

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がん診療にAI活用 スイスで産学医が総力挙げ開発

このコンテンツが公開されたのは、 医療への人工知能(AI)の応用に期待が高まっているが、スイスのがん患者がAIに接する機会はほとんどない。しかし、大学、病院、民間企業が連携してがん診療用のAIツールを開発し、現状を変える試みも始まっている。

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煙突の煙

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パリ協定から10年 スイスの気候政策と国民投票

このコンテンツが公開されたのは、 地球規模の炭素排出削減を各国が誓約したパリ協定締結から10年。スイスではその間、気候政策をめぐる国民投票が何度も行われてきた。

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過去3年間で世界のサンゴ礁地帯の80%以上が海洋熱波の影響を受けた。大規模な白化現象が少なくとも83カ国・地域で記録されている

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COP30開幕 気候研究者が警鐘を鳴らす「ティッピング・ポイント」

このコンテンツが公開されたのは、 熱帯のサンゴ礁が広範囲にわたって死滅し、地球は気候ティッピング・ポイント(転換点)の1つに初めて到達した。研究者らは、氷床の融解や熱帯雨林の崩壊といった他の要素もすぐに続く恐れがあると警告する。ブラジル北部の都市ベレンで10〜21日に開催中の国連気候変動枠組条約第30回締約国会議(COP30)では、これらの「引き返せない地点」と、これ以上の被害をどう抑えるかが重要なテーマだ。

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石炭を窯に入れる少年

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「安上がり」なカーボンオフセット 有効性への不信拭えず

このコンテンツが公開されたのは、 「カーボンオフセット(排出量相殺)」戦略は、自国で削減するより「安上がり」にはなるが、先進・富裕国の削減義務逃れになるとの批判も根強い。スイスはこうした批判をどう受け止めているのか。

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頭を抱える人物のイラスト

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「娘はどんな世界に生きるのか」 スイス気候科学者たちの憂うつ

このコンテンツが公開されたのは、 気候変動は天候や人間活動だけでなく、人々の心にも影響を及ぼしている。スイスインフォがスイスの気候学者に行ったアンケート調査には、不安や無力感、絶望の声がにじみ出る。一方で、闘志や希望に湧く科学者たちもいる。

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グリュイエール湖

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気温が1.5度上昇するとスイスはどうなる?

このコンテンツが公開されたのは、 2024年の平均気温は国際社会が温暖化の上限とする1.5 度を初めて超える可能性がある。地理的に気温が上昇しやすいスイスはどうなってしまうのか?

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オピニオン

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偏見はアルゴリズムだけでなく選択する言葉の中にも存在する

このコンテンツが公開されたのは、 多言語対応のスイスの大規模言語モデル「アペルトゥス」は文化的多様性の高い斬新な取り組みだが、その名称にはジェンダー中立性が欠如した欧州言語の根強い慣習が反映されていると、包括的言語・コミュニケーションの専門家、クラウディア・ヴァッカローネ氏は言う。

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LLMと対話中のスクリーン

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スイス国産の大規模言語モデル その強みと限界

このコンテンツが公開されたのは、 最近発表されたスイスの純国産大規模言語モデル「アペルトゥス」について、巷で飛び交う様々な意見や見解についての真偽を検証した。

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画面に指を当てる

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宇宙科学を芸術品に 中国・スイスがコラボアート  

このコンテンツが公開されたのは、 スイス・中国の国交樹立75周年を迎えた今年、文化交流や観光分野で様々な共同イベントが企画されている。北京で開催された科学と芸術を融合したアート展もその1つだ。両国の専門知識を集結し、宇宙に関するデータを形ある芸術作品に作り替えた。

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エッフェル塔、風車、ソーラーパネルのコラージュ

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スイスの気候学者、政府の対策に厳しい評価 国内で最大4.5度上昇を予想

このコンテンツが公開されたのは、 2015年にパリ協定が採択されてから10年。スイスの気候科学者を対象としたアンケート調査では、世界が気温上昇を1.5度以下に抑えることはもはや期待できないとの意見が大勢を占めた。2100年までの気温上昇幅としては、2.5度を予想する人が最多だった。

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カメラに顔を向ける女性の後ろ姿

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スイスが挑むAI新時代 「人間のような知能」への挑戦

このコンテンツが公開されたのは、 人間のように考える人工知能(AI)の開発は、世界共通の目標だ。スイスも一部の研究グループは大きな成果を上げてきた。汎用人工知能(AGI)や推論システムの研究が盛り上がる一方で、その実現可能性や倫理的妥当性をめぐる新たな課題も浮上している。

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大規模太陽光パネルの上を歩く人

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パリ協定10年 再エネ拡大の勢いに陰り 

このコンテンツが公開されたのは、 2015年のパリ協定採択から10年。世界各地で再生可能エネルギーの導入が進み、太陽光発電や風力発電は存在感を大きく高めてきた。一方で、化石燃料への依存や政治的な停滞が足かせとなり、ネットゼロ目標の達成にはなお険しい道のりが続く。

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ニューラル・コンセプトのピエール・バケCEO

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新車開発を半分の時間で 変革起こすスイスのAI企業ニューラル・コンセプト

このコンテンツが公開されたのは、 自動車の設計から発売にかかる時間をこれまでの半分に――。製品開発の大幅な効率化を実現したのが、スイスの人工知能(AI)スタートアップ、ニューラル・コンセプトだ。創業者兼CEOのピエール・バケ氏は、「人間の創造力とAIの分析力の共生」をめざしている。

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太陽放射改変は気候変動に脆弱な国にとってリスクを取る価値のある技術か?

このコンテンツが公開されたのは、 グローバル・サウスは、地球を強制冷却し気候変動の影響を緩和する太陽放射改変(SRM)技術の恩恵を最も受ける可能性があるが、SRMの失敗でより甚大な損失を被る地域でもあるとスイス連邦工科大学チューリヒ校(ETHZ)のサンドロ・ヴァッティオーニ氏は言う。

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南極の深さ2,492メートルで採取された氷のサンプルの分析準備が整った。

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南極の氷が語る太古の地球 スイスの新技術が気候変動の謎に迫る

このコンテンツが公開されたのは、 氷床コアから太古の空気を100%取り出せる画期的な新技術をベルン大学の研究チームが開発した。地球の気候変動の謎を解明するとともに、人類が気候に与えている影響についても明らかにしたいと意気込む。

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インドネシア・パリ島在住のイブ・アスマニアさん(左)とアリフ・プジアントさん

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セメント大手ホルシムと闘うインドネシアの島民たち

このコンテンツが公開されたのは、 インドネシアの小さな島、プラウ・パリの住民は、セメント世界大手ホルシムの排出するCO₂が彼らの生活を脅かしていると訴える。同社が本社を置くスイスの地方裁判所に、気候変動がもたらした損害の賠償を求める訴訟を起こした。

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Alpine scene

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氷河が解けるとどうなる?

アルプスや世界中の氷河の融解が加速している。国連は2025年を「氷河の保護の国際年」と定め、世界に氷河の重要性を訴えている。

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大量の画像の中に立つ男性

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スイスが国産生成AIを公開 安全性・公開性を重視

このコンテンツが公開されたのは、 スイスで2日、国産の生成AI(人工知能)が公開された。安全性と公開性を最優先した大規模言語モデル(LLM)だ。スイス国内企業はこれを歓迎するが、優位性には疑問符も付されている。

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グランド・ディクサンス・ダムとアルプス

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スイス水力発電の礎 グランド・ディクサンス・ダム

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働くには暑すぎる? 世界の猛暑に国連が警告

このコンテンツが公開されたのは、 国連の世界保健機関(WHO)と世界気象機関(WMO)が22日に発表した共同報告書によると、猛暑に苦しむ人の数は世界人口の半分に及ぶ。特に途上国で貧困が深刻化する恐れがあるとして、各国に早急・具体的な猛暑対策を呼び掛けた。

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永久凍土の融解が原因で亀裂が生じたスイスアルプスのスキーリフト

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永久凍土融解から山岳インフラを守るスイスの新技術

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